愛犬のドッグフードの原材料表示の見方と注意点、危険な原材料や添加物

犬田さん
ドッグフードの原材料表示を見ると、メーカーやブランド、味によって様々な原材料が使用されていることがわかります。ドッグフードを選ぶ上でも原材料名欄は非常に参考になるかと思います。
佐藤さん
でも原材料を見てもどんなところに注目すればいいのかよくわかりません…。
犬田さん
はい。犬の体と人の体、同じではありませんから、原材料のどんな部分に注目してどう判断すればいいのかわかりにくいこともあるかと思います。

では今回はそんなドッグフードの原材料名欄の見方と危険な原材料についてご紹介したいと思います。

ドッグフードに配合される基本的な原材料

原材料1:肉・魚類

ドッグフードの代表的な原材料としてまず肉・魚類があります。第一原材料として最も多く配合されていることが多いです。

チキン(鶏)、ビーフ(牛)、ポーク(豚)、ラム(羊)家禽ミール、ミートミール、サーモン、フィッシュミール、乾燥小魚などの原材料があり、動物性タンパク質や脂質が豊富に含まれています。

激安価格のドッグフードは肉・魚類が少なめになっていたり、「肉骨粉」「畜産副産物」「家禽ミール」「ミートミール」と呼ばれるレンダリングされた原材料が使用されていることもあります。

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原材料2:穀類

肉類と同様、ドッグフードの代表的な原材料として挙げられるのが、穀類です。

トウモロコシ(コーングルテンミール等)、小麦(小麦粉等)、米、大麦、玄米、ヒエ、アワなどがあります。穀類には食物繊維と糖質が多く含まれています。糖質は犬にとって体を動かすためのエネルギー源になる原材料です。

ただしドッグフードの中には「グレインフリー」というアレルギーや消化吸収に配慮した穀物不使用のドッグフードも増えてきているので、必ずしも穀物が原材料として含まれているわけではありません。

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原材料3:野菜・果物類

ドッグフードの原材料名欄の中段~下段にあることが多い野菜や果物。野菜も果物もまったく含まれていないドッグフードはあまりないかと思われます。

穀物と同様、食物繊維やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。ニンジンやリンゴなどが配合されることが多いです。

ドッグフードによっては、何十種類も野菜や果物類が配合されていることもありますし、1~2種類しか配合されていないものもあります。

原材料4:様々な添加物

始めにも説明しましたが、ドッグフードのほとんどになにかしらの添加物が含まれています。

酸化防止剤や保存料、着色料、香料、栄養添加物など、添加物と一言で言っても様々ですが、添加物はドッグフードの品質を守るためであったり、犬の栄養バランスを整えるために添加されることがほとんどであるため、一概に悪いというわけではありません。

自然由来の添加物なのか化学由来なのか、添加物にも種類があるので、添加物の有無ではなく、どのような添加物が配合されているかチェックしましょう。

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ドッグフードの原材料表示の見方

原材料表示はパッケージに記載

ドッグフードの原材料はパッケージ裏に記載されています。原材料の他に、成分表やカロリー、内容量、原産国などが一緒に表示されています。

これはペットフード安全法や公正競争規約によって定められている事項なので、多くのドッグフードメーカーもこの規約に則って表示を作成しています。

原材料は配合量が多い順に並んでいる

原材料名欄に記載されている原材料は、基本的に多い順番で並んでおり、後ろにあればあるほど配合量は少なくなっていきます。

そのため原材料名欄の順番を見れば、○%配合という表示がなくても最も多い原材料やドッグフードの多くを構成している原材料を知ることができます。

たとえば原材料表示に「鶏肉(チキン、乾燥チキン、鶏レバー)、サツマイモ、エンドウ豆、にんじん、サーモンオイル…」このように表示された場合、このドッグフードは鶏肉がメインで構成されていることがわかります。

ほとんどのメーカーが記載

ただしこれは法律で定められているわけではなくガイドラインによるものなので、原材料が多い順番に記載されていない可能性も0ではありません。

しかしほとんどのメーカーはこのガイドラインの規約を守って原材料表示をつくっています。

注意・危険と言われるドッグフードの原材料や添加物

ミートミール・家禽ミール

ミートミールや家禽ミール、また4Dミート(死骸や死にかけている動物、病気や障害のある動物を使用した肉)などが危険視されています。

これらは現代ではほとんどないと言われていますが、法律や規制などがゆるいためドッグフードに使用されている可能性は0とは言い切れません。

様々な動物が混ぜ合わされているということから、同じ犬や猫などの動物が混ざっているかもしれないという倫理的な問題と、病気や問題を持った動物が含まれてしまうリスクを考えると、きちんと原材料が動物の名前までしっかり表記されているドッグフードを選ぶのがおすすめです。

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合成添加物(BHA・BHT・没食子酸プロピルなど)

発がん性物質であると危険視されているBHA・BHTは酸化防止剤としてドッグフードに加えられることがあります。

化学合成によってつくられた人工添加物の中でも危険性が高いと言われる代表的な添加物です。

ペットフードに使用される場合、規定値を大きく下回った量の使用なので体への害はないと言われていますが、リスクが0とは言えません。

またBHA・BHTを使用しなくても酸化防止の効果のある天然の原材料はあるため、避けるのが無難だと思います。

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合成着色料・香料・調味料など

また合成添加物には着色料や香料、調味料なども含まれます。特に着色料は犬にとってメリットは全くなく、発がん性や体への異常、アレルギーの元にしかなりませんので、注意してください。

香料の場合、原材料を利用した天然香料ということもあるので一概には言えませんが、このような添加物があったら注意してみておくべきでしょう。

犬によって注意すべき原材料は変わる

病気やアレルギーはそれぞれの愛犬に合わせて考えていかなければなりません

ある犬にとってはチキンがアレルゲンかもしれませんし、ある犬にとっては小麦がアレルゲンになるかもしれません。

また糖尿病の犬の場合は炭水化物や糖質を控えた食事が必要なので、穀物や高GI食材の摂取を控え、肉類や低GI食材が多く配合された食事を選ぶことがベストとなります。

このように愛犬それぞれに注意すべき原材料があり、愛犬の体の状態を考えながら原材料を吟味していきましょう。

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ドッグフードの原材料表示の注意点

原材料が記載されていない可能性

ただしドッグフードの原材料名欄に全ての原材料が記載されているとは限りません。ドッグフードには使用していても記載されていない原材料もあります。

基本的には全て記載

原則ドッグフードに使用した原材料や添加物はすべて記載しなければなりません。

また「穀物」「肉類」など分類だけを表示することはNGですので、

  • 穀類(米、小麦粉、トウモロコシ)
  • 肉類(ポーク、チキン)

上記のように分類の後にカッコ書きで個別の名前を記載するあります。

記載が必要ない原材料例

上記のように基本的にはすべての原材料を記載しなければならないペットフードですが、「加工助剤」と呼ばれる添加物の中には例外があり、ドッグフードの原材料名欄に記載しなくても良いものがあります。

  • ペットフードの製造の過程において除去されるもの
  • 当該ペットフードの原材料に起因してそのペットフード中に通常含まれる成分と同じ成分に変えられ、かつ、その成分の量を明らかに増加させるものではないもの
  • 当該ペットフード中に含まれる量が少なく、かつ、その成分による影響を当該ペットフードに及ぼさないもの

引用元:農林水産省 ペットフード安全法表示に関するQ&A

ただ事業者が上記のような加工助剤であることを説明できない場合には表示を省略することはできません。

ドッグフードの原材料表示まとめ

犬田さん
以上、ドッグフードの原材料表示についてまとめてきました。
佐藤さん
ドッグフードの原材料は様々でどこをどう見ればいいのかよく分からなかったので、参考になりました。
犬田さん
例外もありましたが基本的にドッグフードの原材料表示は、ドッグフードを選ぶ時にとても役立つ判断材料になります。

日頃からぜひパッケージ裏の原材料と配合されている順番をチェックする癖をつけてみると勉強になりますよ。