ドッグフードのタラ。皮や白子も食べて大丈夫!低カロリー・低脂肪でダイエットにもおすすめ

ドッグフードのタラ。皮や白子も食べて大丈夫!低カロリー・低脂肪でダイエットにもおすすめ

ドッグフードの原材料:タラ(Cod

犬はタラを食べても大丈夫です!

タラは漢字で「鱈」と書きますが、文字通りオホーツク海を雪が舞う季節(12~2月ごろ)が旬の魚です。また加熱すると身が雪のように白くふっくらすることから名づけられたといわれています。この季節のタラは脂が乗っていて身がとろけるような質感で、白子の豊富さが特徴です。

この記事では、犬がタラを食べることで得られる栄養素について、白子について、ご紹介します。

タラの栄養素とメリット

下表はタラと白子100gあたりの栄養素です。

タラ白子
エネルギー7260kcal
たんぱく質17.613.4g
脂質0.20.8g
ヒスチジン440(180)mg
ヨウ素
350-μg
セレン31-μg

※出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

※()内の数値は実測値ではなく、類似食品から類測・計算した推定値です。

ヨウ素

ヨウ素はミネラルの一種で、体内で作ることができないため食べ物から摂取する必要があります。総合栄養食であるドッグフードには必ず取り入れられている栄養素で、過剰に摂取した分は尿として排出されます。

甲状腺ホルモンを合成する働きを持ち、被毛や皮膚の健康に効果があります。ヨウ素が欠乏すると甲状腺ホルモンの生成がされず、体力低下や脱毛などの症状があらわれます。

妊娠中の母犬がヨウ素を不足すると、胎児に甲状腺機能低下症や骨格形成不全などの影響があらわれることがあります。ドッグフードへの食いつきが悪い、また食欲がない子には、きちんとヨウ素を摂取させなければなりません。

セレン

セレンは強い抗酸化作用を持つミネラルの一種です。体内の活性酵素を除去して細胞の老化予防や修復のサポートをし、ガンやアレルギー、関節炎、白内障などの発症の可能性を低くすることができます。

低カロリー・低脂肪

下表はタラ、サバ、アジのカロリーと脂質量です。

タラサバアジ
エネルギー72211112kcal
脂質量0.216.84.5g

※出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

タラは加熱すると身がふっくらして食べ応えがありつつ低カロリーで低脂肪なので、ダイエット中の犬におすすめの食べ物といえます。また、タラは加熱したり茹でると香りが増す嗜好性が高い食べ物なので、食欲が低下している犬や消化機能が低下しているシニア犬も消化しやすく、食欲促進が期待できる魚です。

タラを与えるときの注意点

加熱してから与える

犬にタラを与えるときは塩タラではなく生タラにし、必ず加熱しましょう。皮も食べて大丈夫です。塩タラは長期的に保存できるように塩漬けにしたものであり、犬にとっては塩分過多になります。タラは加熱したり茹でると香りが増す嗜好性が高い食べ物です。食欲が促進されて丸飲みや早食いをしてしまう恐れがあるので、食べやすいように小さくカットしてください。

また生魚にはアニサキスなどの寄生虫が付着していることが多いですが、とくにタラはアニサキスの寄生率が高い魚といわれています。アニサキス中毒になると下痢や嘔吐、激しい腹痛などの症状があらわれます。アニサキスは加熱に弱く、60℃以上の加熱で死滅するといわれています。

ヨウ素の過剰摂取に注意

ヨウ素の急激な過剰摂取は甲状腺機能に悪影響となり、急性中毒症を引き起こす恐れがあります。とくに小型犬などの体重が軽い犬は十分に注意しましょう。タラを一度に何切れも与えることはしないでください。

しかしタラのヨウ素量は100gあたり130μgなので、急激な過剰摂取をしなければ、タラの切り身一切れには犬の健康に悪影響を及ぼすようなヨウ素の量は含まれていません。

タラの白子やたらこは食べても大丈夫?

白子は加熱すれば食べても大丈夫!

犬はタラの白子を食べても大丈夫です。しかし、タラの身と同じように必ず加熱してから与えましょう。

タラの白子には犬にとって必須アミノ酸であるアルギンに多く含まれています。腎臓機能が悪くなると老廃物が体内に蓄積されてインスリンの働きが悪くなり、血糖値の調整ができずに糖尿病を引き起こします。アルギニンはインスリンの分泌を促進する働きがあるため、腎不全の対策に効果的です。

加工品はNG!

たらこを始め、人間用に作られたタラのかまぼこ、辛子明太子、魚肉ソーセージ、チーズタラなどには調味料や保存料などの添加物が多く含まれています。とくに辛子明太子は添加物だけでなく香辛料は、ほんの少し舐めただけでも犬の健康には害となります。おねだりされても与えないようにしましょう。犬用のタラのおやつであれば安心して与えることができます。

タラはアレルギーを起こしにくい!

白身魚であるタラは、アレルギーに似た症状(アレルギー様食中毒)を引き起こすヒスチジンがあまり含まれていません。そのため、タラは赤身魚や青魚に比べてアレルギーを起こしにくい魚といわれています。下表は、タラ、カツオ、マグロ100gあたりのヒスチジン含有量です。

タラカツオマグロ
ヒスチジン含有量(mg)44025002500

※出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

しかし、アレルギーになる可能性はゼロではありません。嘔吐や下痢、めまい、体の痒みなどの症状があらわれたらすぐに病院で診てもらいましょう。

まとめ

  • 犬はタラの身や皮、白子を食べても大丈夫
  • 低カロリー・低脂肪
  • 嗜好性が高いので、食欲不振の犬やシニア犬におすすめ
  • 赤身魚や青魚に比べて、アレルギーを発症しにくい