ドッグフードの野菜類。栄養素と働き、手作り食やおやつで与える場合の注意点

ドッグフード 野菜

ドッグフードの原材料:野菜類

ドッグフードの原材料には、栄養素の調整や原産国、原料コストの事情などの理由から、メーカーやブランドによって様々な野菜が使用されています。

犬は雑食動物なので、食べた野菜を体内で分解・合成して効率よく栄養素を利用することができます。

野菜に豊富な栄養素

食物繊維と水分

野菜の栄養で共通しているのは、水分と食物繊維が多い点です。水分はドライフードになるとほとんど乾燥されてなくなりますが、食物繊維は残ります。

食物繊維は胃や小腸では消化吸収されずに大腸まで届き、腸内環境を整えたり、腸内を刺激しながら老廃物を掃除し、蠕動運動を促進します。

ビタミン、ミネラル

野菜は様々なビタミンやミネラルが含まれます。野菜によって豊富なビタミンやミネラルの種類は異なります。

加熱や保管などの過程で壊れてしまう栄養素もあるため、栄養素全てがドッグフードに配合できるわけではありませんが、緑黄色野菜にはβカロテンやビタミンKが、芋類にはカリウムやビタミンCが多い傾向があります。

ジャガイモ

ドッグフード ジャガイモ

ジャガイモはドッグフードでは最もよく見る野菜の一つです。野菜ですがでんぷんが豊富なので穀物の代わりに炭水化物源(エネルギー源、食物繊維源)として用いられることが多く、食べた時に満腹感を得られる食材として重宝されています。

またジャガイモは皮や芽を取り除いて加熱すればおやつとしても与えられます。カロリー控えめで少量でも満足感があるので、ダイエット食に利用することもあります。

ただしジャガイモは低カロリーな反面、高GI食材で血糖値を上げやすい性質があるので、一度に沢山与え過ぎるのはおすすめしません。また、ジャガイモの芽には「ソラニン」という天然毒素が含まれるので芽もしっかり取り除きましょう。

ドッグフード ジャガイモ

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2021年1月6日

サツマイモ

ドッグフード サツマイモ

サツマイモはジャガイモと同様、ドッグフードでは炭水化物源としてよく用いられます。抗酸化作用のあるビタミンEやビタミンC、また水溶性ビタミンのビタミンB6なども豊富です。サツマイモは「スイートポテト」言われるだけあって、ジャガイモに比べて甘味が強く、加熱することでさらに甘く感じられ、犬の嗜好性も高くなります。

サツマイモは糖分が多いためカロリーも高めですが、GI値は低く、食べた時に血糖値が緩やかに上昇するため、肥満対策にはサツマイモの方が勧められたりします。

サツマイモも加熱しておやつとして与えることが可能ですが、糖分が多いので、与える量には注意しましょう。

ドッグフード サツマイモ

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2021年1月14日

トマト

ドッグフード トマト

トマトは水分量が非常に多いため、ドライタイプのドッグフードの場合、全体的に見るとかなり少ない割合になります。トマトの代表的な栄養素であるリコピンには抗酸化作用や悪玉コレステロールを減らす効果、血流改善などの効果が期待できるため、トマトを売りにしたドッグフードも見られます。

また、緑黄色野菜の一つであるトマトには、βカロテンが豊富に含まれます。βカロテンはそのままでも抗酸化作用がありますが、犬の体内に入ると、体の皮膚や粘膜の健康や正常な視覚を保つ必須栄養素「ビタミンA」に変換されて働きます。

手作り食でもトマトが利用されることがありますが、トマトそのままを与える際に注意したいのが、「トマチン」という殺菌成分です。トマチンは主に茎や葉に含まれるため、赤い実の部分であれば問題ありませんが、ヘタなどはとって与えましょう。

ドッグフード トマト

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2021年5月19日

キャベツ

ドッグフード キャベツ

ダイエットによく利用されるキャベツは食物繊維が豊富に含まれていて、低カロリーかつ食べた時の満足感が大きい食材です。ビタミンKや葉酸、ビタミンC等などビタミンや、モリブデンというミネラルも豊富です。

ドッグフードでメイン原材料として使用されることは少ないですが、他の野菜と一緒に含まれることは多いです。また、手作り食やおやつでヘルシーなキャベツを与える飼い主さんもいます。生でも与えられるので、食事のかさを増やし満足感を得られるようにする目的なら生で与えるのもおすすめです。加熱するとキャンベツが柔らかくなり、物理的に食べやすくなるだけでなく消化もしやすくなります。またキャベツに含まれるシュウ酸も減らせるので、加熱してから与えるのもおすすめです。

ドッグフード キャベツ

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2021年8月26日

ブロッコリー

ブロッコリー ドッグフード 野菜

ブロッコリーは食物繊維が多く、ビタミンやミネラルなど全体的に総合して見ても栄養が豊富です。緑黄色野菜なのでβ-カロテンも多く含まれます。ブロッコリーの栄養素として注目されているのが「スルフォラファン」という辛み成分で、スルフォラファンには体内の解毒酵素の働きを高めたり、抗酸化作用、ピロリ菌の除菌作用があり、癌予防にも効果があることがわかっています。

また、ブロッコリーは茎や葉、花蕾部分で様々な食感が味わえるので、手作り食やおやつとして与えるのもおすすめです。ただ生の状態だと固いので茹でるなどして柔らかくしてましょう。

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2021年9月8日

ニンジン

ドッグフード ニンジン 野菜

ニンジンもドッグフードでもよく使用される野菜の一つです。鮮やかなオレンジ色のニンジンは緑黄色野菜の代表格で、プロビタミンAのβカロテンが豊富に含まれています。

また、ニンジンには黄色の色素成分ルテインも豊富に含まれていますが、ルテインには視覚や粘膜機能を維持する働きがあり、白内障予防

ニンジンは不溶性食物繊維が非常に多く、生の状態では固く消化も難しいので、おやつや手作り食ではしっかりと加熱して火を通しましょう。加熱することで甘味も増すので、嗜好性アップも期待できます。

ドッグフード ニンジン 野菜

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2021年9月3日

ホウレン草

ホウレンソウ ドッグフード 野菜

ホウレン草は食物繊維を始め、ビタミンA、E、C、葉酸、カリウム、モリブデンなどが豊富です。ホウレン草は、他の成分も全体的に含有量が多く、栄養価の高い食材です。ドッグフードでも使用されることが多い野菜の一つです。

生のホウレン草にはシュウ酸カルシウム結石症の原因になるシュウ酸が非常に多く含まれますが、ホウレン草のシュウ酸は水に溶けやすいため、数分茹でて火を通せばシュウ酸は取り除くことができます。このため加熱処理が必須のドッグフードではシュウ酸の心配はいりませんが、手作り食でホウレン草を利用する場合には、茹でてシュウ酸を取り除いてから与えましょう。

まとめ

  • ドッグフードには様々な野菜が使用されている
  • 食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富

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