ドッグフードのターキー(七面鳥)。栄養成分や効果、アレルギー性、注意点やデメリット

ドッグフード ターキー 七面鳥
佐藤さん
ターキーはクリスマスやパーティーで食べるイメージですが、ドッグフードにも使われていますよね。
犬田さん
日本では特別な時に食べることが多いですが、海外では日常的に食べられていて、原価もそこまで高くないんですよ。

ドッグフードの原材料:ターキー(七面鳥)

ターキー(七面鳥)は海外産、特に欧米産のドッグフードでよく使用される原材料で、チキンよりも淡泊でさっぱりとした味が特徴です。

日本で食肉といえば、牛・豚・鶏が一般的ですが、欧米ではターキーもチキンと同じくらいメジャーなお肉のひとつで、食卓にも普通に並んでいます。

日本国内では七面鳥を育てている農家はほとんどないので、日本ではターキーを食べようと思うと高くつきますが、ターキーが食肉として食べられている国では、日本ほど高価格にはなりません。

ターキーを使用したドッグフード

ターキーの栄養素、効果や働き

成分タンパク質23.5g
脂質0.7g
炭水化物0.1g
ビタミンK18μg
ナイアシン7mg
ビタミンB60.72mg
パントテン酸1.51mg
カロリー100g106kcal

高タンパクかつ超低脂質

ターキー(七面鳥)は動物性タンパク質が豊富です。肉は高タンパクになれば高脂質にもなりやすいですが、ターキーの場合、高タンパクでありながら非常に低脂質でヘルシーです

タンパク質をたくさん摂りしつつ脂質は極力おさえたい場合にぴったりで、アスリート犬や、体重管理・ダイエットが必要な犬にもおすすめです。

おやつやジャーキーとしてもおすすめ

ターキーはチキンに比べて脂質が少ない分、あっさりとした味わいなので、夏バテの時期や脂っこいものが苦手な犬にもおすすめです。

また、ターキーはビタミンB群が豊富です。ビタミンBは疲労回復やコレステロール抑制、補酵素としても働き、体に調子を整えてくれます。

ターキーを使用したドッグフードだと限られますが、おやつやジャーキーなども販売されているので、ヘルシーなおやつとして与えてみてもいいかもしれませんね。

ターキー(七面鳥)のデメリット、注意点

ターキーを使ったドッグフードメーカーが少ない

チキンに比べてターキーのドッグフードを製造しているメーカーは少ないです。チキンが全世界で食べられているのに対し、ターキーは日本でもあまり頻繁には食べられませんし、海外でもチキンほど流通しているわけではありません。

ターキー味のドッグフードは、様々な味を展開しているブランドやターキーが広く流通している地域や国で製造されることが多いです。そのためチキンと比べると選べる幅はどうしても狭くなってしまうかと思います。

必須脂肪酸の供給源が少なくなる

極力脂質をおさえようとすると、脂肪を構成している必須脂肪酸の摂取量が少なくなります。

他の食材で補えればいいですが、皮膚や被毛の健康維持にも関わるので、ストイック過ぎる食事にならないよう注意してください。

アレルギー対策に向いていると言われますが…

ターキーはチキンに比べるとアレルゲンになりにくい原材料なので、アレルギー対応食にも利用されますが、ターキーはチキンと交差反応を示すため、チキンアレルギーの犬に与えると反応してターキーにもアレルギー症状が出る場合があります。

また、ターキーはドッグフードに配合される場合、チキンや他の動物性原料と一緒に配合されることが多く、ターキーのみの単一動物性タンパク質で販売される商品は多くありません。

このため、一概にアレルギー対策に向いているとも言えず、アレルゲンの特定を行った上で、他原材料の内容も同時にチェックしなければなりません。

まとめ

  • 国産はほとんど使用していない
  • 米国など海外産ドッグフードでよく使用される
  • 高タンパク・低脂質でヘルシーな肉原料
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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。