ドッグフードを穀物不使用(グレインフリー)にするメリットとデメリット

佐藤さん
最近、穀物を使用していないグレインフリードッグフードが注目され人気が出てきているような気がするのですが、犬田さんはこのグレインフリードッグフードについてどう思いますか。
犬田さん
猫の場合グレインフリーであることは重要な項目だと思いますが、犬の場合は少し話が違ってくると考えています。当サイトのグレインフリードッグフードへの見解をお話していきたいと思います。

人気の高いグレインフリードッグフードとは

ドッグフードに限らずキャットフードも含め、動物への安全や健康を意識したものを選ぶ飼い主さんが増えたことで、原料コスト削減やかさ増し目的で配合されることも多い穀物(grain)を不使用にしたグレインフリードッグフードが人気を集めるようになりました。

穀物は広義では豆類も穀物に含まれますが、ドッグフードでは狭義のイネ科の植物の種子という意味で使われることがほとんどです。ドッグフードの穀物といえば三大穀物の小麦、トウモロコシ、米が多く、原産国やメーカーによって玄米や大麦、アワ、ヒエ、キビ、アマランサス、ハト麦など日本では珍しい穀物も使用されています。

グレインフリー(穀物不使用)でも犬の栄養的には問題ありません

穀物にはエネルギー源となる糖質(でんぷん)が豊富に含まれていますが、多くのグレインフリードッグフードは穀物の代わりにジャガイモや豆類が配合されており、穀物以外のもので大部分の栄養を補うことが可能です。また、犬は成分の合成能力や代謝能力が高く、十分なタンパク質量があれば、体内でブドウ糖を生産してエネルギーとして利用できるので炭水化物が少なくなくてもそれほど問題はありません。

また、腸内環境を整える食物繊維、ビタミン、ミネラルなど様々な栄養素がありますが、それらも野菜やフルーツ、栄養添加物などで過不足なく配合することができます。

グレインフリードッグフードのおすすめポイント

穀物アレルギーに配慮している

穀物の中でも小麦やトウモロコシはアレルギー性が高く、犬のアレルゲンだった場合、皮膚炎などのアレルギー反応が出るので、穀物アレルギーのある犬やその心配のある犬にはグレインフリーのドッグフードがおすすめです。

消化の良いドッグフードになる

グレインフリードッグフードは、穀物の代わりに消化性の高い肉や魚、野菜などを使用することで、消化の良いドッグフードになっている傾向があるので、便秘気味であったり、穀物入りが体質に合わない犬にはグレインフリーフードは相性がいいかもしれません。

高タンパクで食いつきがいい傾向

またグレインフリードッグフードは穀物を使用しない分、豆類やイモ類で炭水化物が補われますが、それだけでなく、タンパク質が豊富な肉や魚の配合も多くなる傾向があります。このため、タンパク質が豊富で被毛に艶が出たり、食欲をそそる肉や魚の香りや味で食いつきの良いドッグフードになりやすいです。

犬は必ずしもグレインフリー(穀物不使用)でなくても大丈夫です

犬は植物から栄養を得られる

グレインフリーは様々なメリットから、ごり押しされることが多いですが、当サイトでは、犬に必ずしもグレインフリー(穀物不使用)ドッグフードを与える必要はないと考えています。犬は体の特徴や器官、内臓のつくりなど解剖学的に見れば肉食動物に分類されますが、食べ物の消化吸収能力やエネルギーへの変換能力、様々な食べ物への適応力など総合的に見れば、犬は植物から栄養を得られる雑食寄りの動物です。

犬の祖先であるオオカミは集団で大きな動物を狩り、肉をメインに食べて生活していました。しかし1万年以上前から人のパートナーとして暮らし、ブリードを繰り返されてきた犬は、人の生活様式を共にする中で食事も変化し、穀物を始め様々な植物性の食材を消化できる雑食型になったと言われています。

犬はデンプン分解酵素の活性が高い

犬は植物に含まれる栄養を他の成分に合成したり分解したりするために必要な消化酵素や代謝酵素を持っています。特に犬はデンプン分解酵素「aーアミラーゼ」の活性が猫の20倍も高く、穀物の消化においても猫と比べて可能な量が多いため、デンプンが豊富な穀物なども上手に利用することができます。

また、他にもたとえば植物成分であるカロテンをビタミンAへ転換したり、肉に多いタウリンやナイアシンを自力で合成することができます。この能力は肉食性の猫にはありません。

グレインフリードッグフードまとめ

犬田さん
以上、今回はグレインフリードッグフードについてまとめてきました。
佐藤さん
猫にとってグレインフリーはメリットが多いですが、犬にとっては 必ずしもグレインフリーである必要はないんですね。
犬田さん
はい。グレインフリーもいいのですが、グレインフリーが最もいいと押し付けは。それよりも栄養成分のバランスや添加物量、残留農薬、工場の衛生管理、原材料の質などをこだわったドッグフードに注目していきたいと考えています。

当サイトがおすすめするランキングもありますので気になった方は一度ご覧いただければと思います。

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