本日のテーマ

ニュージーランドの広大な大地で育った動物原料が魅力的なキアオラドッグフードの原材料や成分、評判について犬田さんに解説してもらいます!
目次
ニュージーランド産の肉原料が魅力のキアオラドッグフード
キアオラ(KiaOra)について


キアオラは健康を願う挨拶だったんですね!ニュージーランド産にはどのような特徴がありますか?

ニュージーランド産のドッグフードは、広大な土地とストレスが少ない環境でのびのびと育った健康的な肉原料が魅力です。またニュージーランドは防疫管理やトレーサビリティに厳しく、キアオラは食品衛生管理の国際基準HACCPにのっとった環境で製造されています。
キアオラの商品ラインナップ

安全性や衛生面も管理が行き届いているんですね。そんなキアオラには、どんな種類がありますか?

キアオラの種類は5種類となっています。
容量は450g、900g、2.7kg、5kg、9.5kgとかなりサイズが展開されていて、お試しできる少量から大容量サイズまで選べて便利です。
- ラム&サーモン
- ラム&レバー
- グラスフェッドビーフ&サーモン
- グラスフェッドビーフ&レバー
- カンガルー
どの種類もニュージーランド産の肉や魚介類をふんだんに使った贅沢なレシピです。では、詳しい原材料や成分などをそれぞれ見ていきましょう!
KiaOra DOG ラム&サーモン
穀物 | グレインフリー |
ポイント | ・限定した肉原料 ・ニュージーランド産動物原料を豊富に使用 |
実売価格 | 450g:1,880円(税込) 900g:3,060円(税込) 2.7kg:7,800円(税込) 5kg:13,500円(税込) 9.5kg:21,500円(税込) |
1kgあたり | 2.7kg製品:約3,436円 5kg製品:2,700円 9.5kg製品:約2,263円 |
第一原料 | ラム生肉 |
生産国 | ニュージーランド |
メーカー | 日本 |
販売元 | レッドハート株式会社 |
原材料からの考察
ラム生肉、生サーモン、ドライフィッシュ、えんどう豆、ポテト、全粒亜麻仁、鶏脂、天然フレーバー、乾燥ラム、フィッシュオイル、ビネガー、ミネラル類(塩化カリウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム)、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、グリーンティ抽出物、スペアミント抽出物)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンEサプリメント、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)、リボフラビンサプリメント、チアミン硝酸塩(ビタミンB1)、ビタミンB12サプリメント、ビタミンAサプリメント、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンD3サプリメント)、タウリン

メインに使用されているのはラムの生肉と生サーモンです。ラムは鉄分などを多く含む赤身肉で、アレルゲンになりにくい肉として注目されています。サーモンは白身魚ですがEPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸を豊富に含んでいます。
また、グレインフリーということで炭水化物源には、穀物の代わりにえんどう豆やポテトが使用されています。

動物原料にはラムやサーモンの他にも鶏脂が使用されていますが、チキンアレルギーの犬は食べられませんか?

キアオラの公式サイトに記載のよくある質問には「鶏タンパク質は、鶏脂の抽出過程で除去されており、アレルギーの心配はございません。」とあるので、チキンアレルギーの犬でもキアオラは食べて問題ありません。
成分表
成分(分析値) | たんぱく質 | 30.0%以上 |
脂質 | 17.0%以上 | |
粗繊維 | 4.0% 以下 | |
灰分 | 10.0% 以下 | |
水分 | 10.0% 以下 | |
代謝エネルギー | 約387.4kcal/100g |

成分表をみると、タンパク質量は中程度~やや多いくらいでそこまで高たんぱくが突き抜けているわけではありません。脂質もそこそこなので、ある意味バランスの良いところかと思います。

オメガ6とオメガ3については記載がありませんね。

オメガ6とオメガ3の比率はありませんが、オメガ3脂肪酸が豊富なサーモンやフィッシュオイル、菜種油を使用していることから、オメガ3も多めなのではないかと予測します。また、ラム自体も肉には珍しくオメガ3脂肪酸が多めに含まれるので、オメガ3脂肪酸もしっかりとれているのではないかと思います。
KiaOra DOG グラスフェッドビーフ&サーモン

「グラスフェッド」とは放し飼いで良質の草を食べて育ったという意味で、簡単に言えば牧草牛です。一年中屋外で飼育されるので運動量も多く、ストレスのない環境で育っています。
原材料からの考察
ビーフ生肉、生サーモン、ドライフィッシュ、えんどう豆、ポテト、全粒亜麻仁、鶏脂、天然フレーバー、フィッシュオイル、乾燥ビーフ、ビネガー、ミネラル類(塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンEサプリメント、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)、リボフラビンサプリメント、チアミン硝酸塩(ビタミンB1)、ビタミンB12サプリメント、ビタミンAサプリメント、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンD3サプリメント)、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、グリーンティ抽出物、スペアミント抽出物)、タウリン ※ドライフィッシュ:キンメダイ、ブルーコッド、マルスズキ、タイ等のニュージーランド産の魚を乾燥したもの ※フィッシュオイル:サーモン、ホキ等のニュージーランド産の魚の油

キアオラのグラスフェッドビーフ&サーモンは、餌に穀類ではなく牧草を食べて育った牛なので、コステロール値が低く、脂質量も脂質17%に抑えていますね。

カロリーで見ればグラスフェッドビーフ&サーモンの方が若干低カロリーなんですね!意外でした。

牛は体が大きく部位によって脂質量も様々なので、キアオラに利用されるのは脂質が少ない赤身部分なのかもしれませんね。
成分
成分(分析値) | たんぱく質 | 30.0%以上 |
脂質 | 17.0%以上 | |
粗繊維 | 4.0% 以下 | |
灰分 | 10.0% 以下 | |
水分 | 10.0% 以下 | |
代謝エネルギー | 約381.9kcal/100g |
KiaOra DOG カンガルー
原材料からの考察
カンガルー生肉、ドライフィッシュ、えんどう豆、タピオカスターチ、全粒亜麻仁、鶏脂、天然フレーバー、ビネガー、ミネラル類(塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム)、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、グリーンティ抽出物、スペアミント抽出物)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンEサプリメント、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)、リボフラビンサプリメント、チアミン硝酸塩(ビタミンB1)、ビタミンB12サプリメント、ビタミンAサプリメント、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンD3サプリメント)、タウリン

2019年10月に登場したばかりのキアオラカンガルー。主原材料はカンガルーの生肉とフィッシュミールです。カンガルーは日本のドッグフードではあまりみかけないですね。エンドウ豆とタピオカスターチを使用してジャガイモを不使用(ポテトフリー)にしています。

ラム&サーモンやビーフ&サーモンにもありましたが、ビネガーが配合されていますね。これはなんのために使っているんですか?

ビネガーは酢なので酸味を加える目的で使用しているのでしょう。公式サイトで調べてみたところ、やはりビネガーは「フレーバーの一つ」として利用しているそうです。

フィッシュミールにはどのような魚が使われているんですか?

季節によってとれる魚が変わるため、フィッシュミールと表記していますが、魚もニュージーランド近海でとれる魚を使用しています。例えばキンメダイ、ブルーコッド、マルスズキ、タイ、タラキヒなど。あまり日本ではなじみのない魚も使用されています。
成分表
成分(分析値) | たんぱく質 | 29.0%以上 |
脂質 | 17.0%以上 | |
粗繊維 | 4.0% 以下 | |
灰分 | 10.0% 以下 | |
水分 | 10.0% 以下 | |
代謝エネルギー | 約365kcal/100g |
KiaOra DOG ラム&レバー
原材料からの考察
ラム生肉、ドライフィッシュ、えんどう豆、ラムレバー、タピオカスターチ、全粒亜麻仁、鶏脂、天然フレーバー、ビネガー、ミネラル類(塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム)、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、グリーンティ抽出物、スペアミント抽出物)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンEサプリメント、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)、リボフラビンサプリメント、チアミン硝酸塩(ビタミンB1)、ビタミンB12サプリメント、ビタミンAサプリメント、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンD3サプリメント)、タウリン

レバーは犬が高い嗜好性を示す食べ物の1つで、犬が大好きな脂肪とアミノ酸の両方が豊富に含まれている食材です。
成分
成分(分析値) | たんぱく質 | 29.0%以上 |
脂質 | 17.0%以上 | |
粗繊維 | 4.0%以下 | |
灰分 | 10.0%以下 | |
水分 | 10.0%以下 | |
代謝エネルギー | 約365kcal/100g |

カンガルーと全く同じ成分値です。
KiaOra DOG グラスフェッドビーフ&レバー
原材料からの考察
ビーフ生肉、えんどう豆、ドライフィッシュ、タピオカスターチ、全粒亜麻仁、ビーフレバー、醸造酵母、鶏脂、天然フレーバー、乾燥ビーフ、ビネガー、ミネラル類(塩化カリウム、塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム)、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、グリーンティ抽出物、スペアミント抽出物)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンEサプリメント、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)、リボフラビンサプリメント、チアミン硝酸塩(ビタミンB1)、ビタミンB12サプリメント、ビタミンAサプリメント、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンD3サプリメント)、タウリン
成分
成分(分析値) | たんぱく質 | 28.0%以上 |
脂質 | 17.0%以上 | |
粗繊維 | 4.0%以下 | |
灰分 | 10.0%以下 | |
水分 | 10.0%以下 | |
代謝エネルギー | 約364kcal/100g |
まとめ
- 日本メーカー処方のニュージーランド産フード
- ラムやビーフ、カンガルーなど国色が出た主原料
- 使用する動物原料を限定
- ビネガーをフレーバーの一つとして使用
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キアオラ
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キアオラドッグフードの「キアオラ(KiaOra)」の由来は、ニュージーランド原住民の「マオリ語」という言語で、健康でいてね、元気でね、など相手の健康を願う意味の言葉でした。現在は挨拶として使われています。