ドッグフードのひよこ豆(ガルバンソー)。低GI食材で食物繊維やビタミン類が豊富!

ドッグフード ヒヨコ豆

ドッグフードの原材料:ひよこ豆(Garbanzo)

ひよこ豆(ガルバンゾー)は古代ローマ、古代エジプトの時代から食用として栽培されてきた歴史の長い食べ物で、現在最大の生産地であるインドでは、カレーや煮込み料理、スープなど様々な料理に使われています。

近年はグレインフリーフードの人気により穀類を不使用の製品が増えているので、穀物の代替としてドヒヨコ豆もッグフードの原材料としてもよく使われています。

ひよこ豆をつかったドッグフード

国産、海外産どちらのドッグフードにも使用されていますが、海外製品の方が多い印象です。

ひよこ豆の栄養素と犬におけるメリット

炭水化物が豊富だけど低GI

ひよこ豆は全体の6割以上を炭水化物が占めており、エネルギー源が豊富です。

炭水化物量は多いものの、ひよこ豆は低GI食材で食べたときに体内で急激に血糖値を上昇させずゆっくりと吸収されるため、血糖値や肥満が気になるワンちゃんにもおすすめです。

不溶性食物繊維が豊富

またひよこ豆は不溶性食物繊維も豊富です。不溶性食物繊維は腸内の不要物を掃除しながら便量を増やし、腸の蠕動運動を活発にします。また、ゆっくり消化器官を通過するので、満腹感も持続しやすくなります

大豆に豊富なイソフラボンも摂取できる

ひよこ豆には大豆のポリフェノールとして有名な「イソフラボン」が含まれており、抗酸化作用や女性ホルモンと似た働きをしてくれます。

ビタミンEや葉酸、ビタミンB6が豊富

他にもひよこ豆には抗酸化作用のあるビタミンE、DNA合成や造血に関わる葉酸、アミノ酸代謝や神経伝達物質の合成を促すビタミンB6などの栄養素が豊富に含まれています。

ひよこ豆の注意点

加熱してから与える

ひよこ豆は加熱して与えれば犬にとってメリットの多い食べ物になりますが、生のまま与えるとレクチンやフィチン酸などが残り毒性を示すので、必ず十分に加熱してから与えるようにしましょう。

与えすぎない

ひよこ豆は炭水化物量が多いので、与えすぎは肥満や消化不良の原因になります。おやつとしてひよこ豆を与える場合には、体重や主食を食べる量に影響のない程度の量にとどめましょう。

まとめ

  • ひよこ豆は犬が食べても大丈夫
  • グレインフリーフードでよく使われる
  • 炭水化物が豊富でエネルギー源として利用できる
  • 低GI食材なので血糖値や肥満に配慮
  • 食物繊維やイソフラボン、ビタミン類が豊富
  • 生のひよこ豆は必ず火を通して十分に加熱してから与える
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2021年2月3日

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。