ドッグフードの総合栄養食について
総合栄養食とは
引用元:ペットフードの種類 目的別での分類|一般社団法人 ペットフード協会
(1)総合栄養食
「総合栄養食」とは、ペットフードのうち、犬又は猫に毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフードと水だけで指定された成長段階における健康を維持できるような栄養素的にバランスのとれた製品であって「ペットフード公正取引協議会」の定める試験の結果を基に定められています。ペットフードの目的として「総合栄養食」と表示をする場合は、そのペットフードが適用となる犬又は猫の成長段階が併記されています。「総合栄養食」と表示をするためには、各事業者が自らの責任において定められた試験を行わなければなりません。1つは、製品の分析試験の結果を施行規則の栄養基準と比較し、栄養成分の基準に合致しているかを証明する「分析試験」。もう1つは、実際に給与試験を行って総合栄養食であると証明する「給与試験」。この2つの試験により証明されています。
総合栄養食は、愛犬の毎日のごはんとして与えることを目的にレシピが調整されたドッグフードです。
そのフードと水を与えていれば、犬は必要な栄養を過不足なく摂取し、健康を維持できるように設計されています。
総合栄養食の多くがドライフードで、ウェットフードの総合栄養食もありますが、ウェットフードは食費がかかり一度開封すると保存もできないので、主食はドライフードが広く一般的な印象です。
総合栄養食の証明に必要な2つの試験
ドッグフードで総合栄養食と名乗るには、ペットフード公正取引協議会が定める以下の2つの試験を受け、栄養バランスが摂れていることを証明する必要があります。
ペットフード公正取引協議会の試験はアメリカのAAFCO(全米飼料検査官機関)の基準や規格にならって定められたものであり信頼度も高いです。実際に総合栄養食は、分析試験と給与試験をクリアする必要があります。
分析試験
分析試験では、ペットフード公正取引協議会の定める試験の結果を栄養基準と比較して、ドッグフードが犬に必要な栄養成分の基準に合致しているか確認します。
AAFCOの栄養基準に基づく成分分析一覧表はこちらからご覧いただけます。
給与試験
給与試験では、実際にドッグフードの給与試験を行って総合栄養食であると証明します。
この二つの試験によって総合栄養食であることが証明され、総合栄養食として売ることができるようになります。
総合栄養食の表記
総合栄養食と証明されたドッグフードには、
「この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、総合栄養食の基準を満たすことが証明されています。」
このど表記がパッケージに表記されます。ご自宅のパッケージもぜひ確認してみてください。
総合栄養食以外のドッグフードの種類
ペットフード協会が定めているドッグフードには、総合栄養食の他に
- 間食
- 療法食
- その他目的食
があります。おやつなど全般をさす間食。特定の病気や疾患の際の栄養サポートとして利用される療法食。サプリや食欲増進などを目的としたおかず、ふりかけなどの目的があるその他目的食、と総合栄養食の他にもドッグフードには様々な種類があります。
ドッグフードの種類につきましては下の記事でさらに詳しくご覧いただけます。