【2023年最新】値上げしたドッグフード一覧。今後値上げ予定、価格改定据え置きのフードを紹介

値上げ ドッグフード
佐藤さん
コロナが始まった2020年、2021年はあまり感じませんでしたが、最近はドッグフードの値上げラッシュがすごいですよね。
犬田さん
そうですね、2022年は値上げが急速で有名ブランドのほとんどが価格を変更していますね。

ここでは値上がりしたドッグフードとその値上げ率について、また値上げを踏みとどまっているメーカーも紹介していきたいと思います。

【最新】値上げしたドッグフードブランド一覧

2023年 <NEW 値上げ予定>

値上げするドッグフード発表・開始日値上げ率
ネイチャーテイスト2023年1月約30%
アーガイルディッシュ2023年1月約15%
ロータス2023年2月12.5~44.5%
ロイヤルカナン2023年2月約16.5%
ユーカヌバ2023年2月約16.5%
モグワン2023年2月約8%
ワイルドレシピ2023年2月約20%
ジウィピーク2023年2月約7~10%
ポチ(POCHI)2023年2月約1~20%
リリーズキッチン2023年2月約23%
シュプレモ2023年2月約20~25%
ナチュラルチョイス2023年2月約20~25%
キアオラ2023年2月約17~21%
北の極み2023年2月約10~16%
フィッシュ4ドッグ2023年2月約18%
ブラバンソンヌ2023年2月約7~10%
ジロ吉ごはん2023年2月約8%
ギャザー2023年3月約3~10%
ナウフレッシュ2023年3月約4~10%
ドッグフード工房2023年4月(詳細は後日)
アニモンダ2023年4月約3~7%
ZEN2023年4月21.9~9.2%
ヒルズ2023年5月約8~16%
ドッグフードPERORI2023年5月約26~36%
シェフドッグ2023年6月-
アーテミス2023年6月約10%
ブッチ ブラックレーベル2023年6月
2023年12月(送料改定)
-
ブラックウッドドッグフード2023年7月約12~20%
ロイヤルカナン2022年7月約9~16%
ビィ・ナチュラルドッグフード2022年7月-
オリジン2022年8月約7~13%
ハッピードッグ ミニシリーズ2023年8月約21%
アカナ2022年8月約11~16%
ナウフレッシュ2023年9月約9~14%
ギャザー2023年9月約15~20%
ホワイトドッグ2023年9月約18~43%
サイペットフレーバードゥ2023年10月50円
POCHI2023年10月-
アルモネイチャー2023年10月約10~34%
クターハーヴィーズ2023年11⽉約11~26%
モグワンドッグフード2023年12月10%
カナガンドッグフード2023年12月10%
アランズナチュラルドッグフード2023年12月10%
ネルゾンズドッグフード2023年12月10%
ペロリコドッグフード2023年12月10%
エッセンシャルドッグフード2023年12月10%
マックアダムズドッグフードチキン2023年12月10%
カナガンデンタル2023年12月10%
ジャガー2023年12月10%
モグセレクションウェットフード2023年12月10%
モグデリ2023年12月10%
モグキューブドッグフード2023年12月10%
ウィリアムドッグフード2024年2月約5~6%

2022年

値上げしたドッグフード発表・開始日値上げ率
アランズナチュラルドッグフード2022年2月8.1%
ファインペッツ2022年2月10%
ギャザー2022年3月約9~27%
ビゴー&セージ(オランダ)2022年2月約10~12%
ロータス2022年3月約10~15%
ナウフレッシュ2022年3月約13~24%
ゴー!2022年3月約15~26%
ココグルメ(日本)2022年4月1袋20円
ドッグフードZEN2022年4月約3%
ユーカヌバ2022年4月約6%
ロイヤルカナン2022年4月約10%
アーテミス2022年4月約10%
ブリスミックス2022年4月約10%
ヒルズ サイエンス・ダイエットプロ2022年4月約11%
オリジン2022年5月10%
アカナ2022年5月10%
ハッピードッグ2022年5月10%
ナチュラルバランス2022年5月約13%
ジウィピーク2022年5月約15%
エルモ2022年5月28~45%
アボダーム2022年5月6~50%
アーガイルディッシュ2022年6月6~15%
AATU2022年6月10%
アニモンダ2022年6月10%
John&Coco2022年6月10%
ペトコトフーズ2022年6月約10%
シアンシアン2022年6月15%
ロイヤルカナン2022年7月約9~16%
K9ナチュラル2022年7月約5~10%
ワイルドレシピ(アメリカ)2022年7月約7%
カナガン2022年7月約8.1%
セレクトバランス2022年7月10%
キアオラ2022年7月約12%
シシアドッグフード2022年7月約20%
オーブンベイクド2022年7月約50~70%
ブラックウッド2022年8月約5%
ネイチャーベット2022年8月15%
ピュリナワン(日本:ドイツ)2022年8月15.8%
フィッシュ4ドッグ2022年8月約17%
ブッチドッグフード2022年9月ブッチナイフのみ
ドットわん2022年9月約8~9%
FORZA10(フォルツァ10)2022年9月約8~15%
リガロドッグフード(アメリカ)2022年9月11%
ソルビダ(アメリカ)2022年9月約14%
ナチュラルハーベスト2022年10月約10%
カントリロード2022年10月約10%
ラブガド(日本)2022年10月10%
ペットカインド2022年10月約10~19%
C&R2022年10月20%
クプレラ2022年10月20%
ホリスティックレセピー(パパス)2022年10月
アディクション2022年11月10%
ペトコトフーズ2022年6月約30%

2021年

値上げしたドッグフード発表・開始日値上げ率
ジウィピーク2021年5月約8~9%
プレイアーデン2021年7月配送料770円に値上げ
リリーズキッチン2021年7月約10~15%
ビィ・ナチュラルドッグフード2021年8月約5~10%
ココグルメ2021年約8%

2020年

値上げしたドッグフード発表・開始日値上げ率
ドクタープロ2020年2月約20%
ロイヤルカナン2020年3月約3~15%

2019年

値上げしたドッグフード発表・開始日値上げ率
ヒルズ サイエンス・ダイエット2019年3月約22%
ソリッドゴールド2019年4月約26~36%
シュプレモ2019年6月約7~20%
ナチュラルチョイス2019年6月約7~20%
ワイルドレシピ2019年6月約7~20%
シーザー2019年6月

2022年の急速なドッグフード値上げラッシュの原因は?

穀物から始まった原材料費の高騰

2022年の値上げラッシュの大きな理由のひとつは、ドッグフードの原材料費の高騰です。

現在、小麦や大麦、トウモロコシ、大豆、植物性油脂などの穀物は値上げが深刻で、穀物をつかう家畜用飼料も値上がりしたことで、牛や豚、鶏などの飼育コストに影響し、肉類も値上がりしています。

穀物の値上げの理由として、穀物の生産量と供給量の減少があります。2022年2月に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、農業国であるロシア、ウクライナからの穀物供給が激減しました。

ウクライナは小麦生産量は世界7位、大麦は世界5位、トウモロコシは世界6位、ロシアも小麦生産量が世界4位、大麦は世界2位というどちらの国も世界有数の農業国です。

ウクライナは紛争により農業どころではない状況であり、ロシアについても経済制裁により貿易や輸出入が制限されています。

また、2021年の夏の高温と乾燥によって穀物生産がさかんなアメリカやカナダでも小麦が不作だったことから、2022年は穀物の需要に対する供給が不足しています。

エネルギー資源、輸送費の高騰

ドッグフードを製造するエクストルーダーという大型機器は電気によって動くため、エネルギー資源や輸送費の高騰もドッグフードの値上げに拍車をかけています

ロシアは世界の原油市場の1割を占めており、経済制裁によって各国がロシアからエネルギー資源を輸入できなくなったことで、原油、電気エネルギーなどの供給が不足している状況です。

金融緩和の政策維持による円安

上記2つは世界共通の問題ですが、日本に限って言えば、円安も各社が値上げに踏み切った大きな理由の一つです。

日本では金融緩和政策が続けられていますが、それによって急速に円安が進み、海外産ドッグフードは非常にダメージを受けています、

円安は、円の価値が他の通貨よりも相対的に少ない状態なので、海外産ドッグフードを日本に輸入して販売する場合、通常より多くの金額を支払わなければなりません

値上げを行っていないドッグフードブランド(2023年2月時点)

欧米産のドッグフードは上記の理由から値上げで対応している企業が多いように感じますが、その中でもオランダ産のウィリアムドッグフードは価格ロックにチャレンジし、値上げ予定でしたがしばらくの間は値上げをせず延期することを発表しました。

ドッグフードの価格高騰への対策方法

まとめ買いや定期購入を利用する

ドッグフードは概ね10~20%値上がりしているので、10~20%割引で購入できるドッグフードを選んだり、購入方法を工夫することで、値上がり分を埋めることができます。

10~20%オフにする方法としておすすめなのは、定期購入やまとめ買いです。1回限りの割引や期間限定の割引は、一時的なものなので、まとめ買いや定期購入で必ず値引きがされる購入方法を利用するのがおすすめです。

定期購入では平均10~20%の割引があり、まとめ買いでは送料無料などの特典があるので、これまで都度購入やこまめに買い足していた方は前述の方法で割引を利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • ドッグフードの値上がり率10~20%が多い
  • 2022年に急速な値上がりラッシュ
  • 世界情勢や不作、円安などが原因
  • まとめ買いや定期購入がお得

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。