ドッグフードのレンズ豆。低GI・低脂質なヘルシー食材!グレインフリーフードで重宝

ドッグフード レンズ豆

ドッグフードの原材料:レンズ豆(lentil)

レンズ豆(lentil)は、インドやネパールでよく食べられているレンズのような平たくて丸い形のマメ科ヒラマメ属の種子です。

日本ではヒラマメと呼ばれていますが、レンズ豆は人類が食してきた豆の中で最古の歴史があり、現在はカレーやスープ、サラダなど世界中で食べられるようになっています。

ドッグフードではレンズ豆は比較的よく見られます。海外産フードやプレミアムフードでも使用されています。グレインフリーフードでは穀物を使用しない代わりに、レンズ豆のような豆類を炭水化物源として使用します。

レンズ豆の栄養素と犬におけるメリット

タンパク質23.2g
脂質1.3g
炭水化物61.3g
食物繊維17.1g
ビタミンビタミンB10.55mg
ビタミンB60.54mg
パントテン酸1.77mg
ビオチン22.9μg
灰分カリウム1,000mg
9.4mg
セレン54μg
モリブデン180μg
カロリー100g353kcal

低GIで低脂質なヘルシー食材

レンズ豆は低GI・低脂質でヘルシーな食材です。

豆類は基本的に低GIで食物繊維が豊富に含まれていますが、レンズ豆は特に低GIで血糖値を急激に上げにくく肥満や血糖値に配慮できます。

また、植物性タンパク質は23%以上。脂質は比較した豆類の中では最も非常に低い値なので、ヘルシーな食材として体重管理が必要な犬にもおすすめです。

ビタミンやミネラルも豊富

また、レンズ豆にはビタミンB群、カリウムや鉄分などの栄養素も豊富です。

ビタミンB1のチアミンは糖質代謝を助ける補酵素として働き、正常な神経機能を保ちます。また、ビタミンB6はアミノ酸代謝を行う補酵素として働き、抗腫瘍作用も報告されています。

カリウムは必須多量ミネラルのひとつで、ナトリウムと一緒に細胞内液の浸透圧やpH値の調整を行っています。

レンズ豆の注意点

レンズ豆は基本的に犬に与えても問題ありませんが、与える場合は必ず加熱してから与えましょう。

生のレンズ豆には「レクチン」という有害物質が含まれています。他にもインゲン豆や枝豆など生の豆類にはレクチンが含まれている場合があるので、生の状態では与えず、火を通してから与えてください。

また、どの食材においても与えすぎは栄養の偏り、主食の食べ残しに繋がります。与える場合は犬の主食を食べる量に影響がでない程度の少量を与えるようにしましょう。

まとめ

  • レンズ豆は低脂質・低GIなヘルシー食材
  • グレインフリーフードやプレミアムフードでもよく使われる
  • おやつとして与える時は必ず加熱して少量に留める
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2021年2月3日

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。