本日のテーマ
大手ペットフード会社ヒルズのサイエンスダイエットドッグフード。療法食や年齢別のフードを数多く展開していますが、その中でも認知度の高いサイエンスダイエットについて犬田さんに解説してもらいたいと思います。
ヒルズのペットフードについて
療法食やケア・サポートが目的のドッグフード
ヒルズはシリーズだけでも3つありますね。
※画像はヒルズのページから引用しています。
- プリスクリプション・ダイエット
- サイエンス・ダイエット
- サイエンス・ダイエット< プロ >
このためアメリカの自社工場の他、ヨーロッパのチェコやオランダの工場でも製造が行われています。
プリスクリプション・ダイエット
プリスクリプション・ダイエット 療法食 WD 小粒
原材料からの考察
療法食は給餌試験や製品完成までに時間のかかるフードなので、その結果で販売されているなら特に問題になる点はないのではないかと考えます。
ただ強いて言うなら、穀物アレルギーの傾向がある場合、コーングルテンや小麦を多く使用した療法食は適さないことは言えます。グルテンフリーのドッグフードがおすすめですが、特にアレルギーの心配がなければ過剰になる必要はないかと思います。
成分表
タンパク質 | 27.6% | |
タウリン | 0.12% | |
脂質 | 総量 | 12.2% |
オメガ3脂肪酸 | 0.79% | |
オメガ6脂肪酸 | 2.32% | |
炭水化物 | 総量 | 40.2% |
食物繊維 | 14.1% | |
灰分 | カルシウム | 0.9% |
リン | 0.68% | |
ナトリウム | 0.37% | |
カリウム | 0.84% | |
マグネシウム | 0.14% | |
代謝エネルギー | 100g | 311kcal |
体重管理とあるので脂質は12.2%と控えめになっています。オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスでは、比率的にはオメガ3脂肪酸が多いかなという印象ですが、狙いがあるのかもしれません。
サイエンス・ダイエット
サイエンス・ダイエット シニアライト 7歳以上 肥満傾向 小型犬用
では原材料や成分についても見ていきましょう。
原材料からの考察
成分表
タンパク質 | 19.1% | |
脂質 | 11.4% | |
オメガ3脂肪酸 | 0.92% | |
オメガ6脂肪産 | 2.87% | |
炭水化物 | 総量 | 50.2% |
粗繊維 | 13.2% | |
ミネラル | カルシウム | 0.92% |
リン | 0.66% | |
ナトリウム | 0.33% | |
カリウム | 1.00% | |
マグネシウム | 0.125% | |
ビタミン | ビタミンC | 0.77ppm |
ビタミンE | 754IU/kg | |
そのほか | カルニチン | 306.1ppm |
コンドロイチン硫酸 | 701ppm | |
グルコサミン | 522ppm | |
代謝エネルギー | 100g | 313kcal |
これはうんちの量が増えそうなレシピですね。
サイエンス・ダイエット<プロ>
サイエンスダイエット<プロ> 健康ガード 活力
原材料からの考察
また第一原料はチキンになっていますが、様々な種類の穀物が使われているので、穀類をある程度まとめるとチキンを上回る量にはなっていると思います。
成分表
タンパク質 | 24.9 | |
脂質 | 総量 | 16.4 |
オメガ3脂肪酸 | 0.66 | |
オメガ6脂肪酸 | 3.83 | |
炭水化物 | 総量 | 51.3 |
食物繊維 | 1.8 | |
灰分 | カルシウム | 0.94 |
リン | 0.78 | |
ナトリウム | 0.3 | |
カリウム | 0.82 | |
マグネシウム | 0.13 | |
カロリー | 100g | 374kcal |
炭水化物が51%と半分以上を占めていますが、その中の食物繊維量が1.8%というのは驚きです。
セルロースやビートパルプなどを使用していないにしても、穀物がこれだけ配合されていて食物繊維量が2%以下というのは個人的にとても気になります。
ヒルズ ドッグフードのまとめ
ヒルズのドッグフードについて復習しましょう。
- 療法食やケア、サポートを目的としたフードを展開
- 年齢・成長段階・サイズなど細かく分かれている
- 穀類、炭水化物の使用量が多い印象
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