ドッグフードのインゲン豆。高たんぱく・低脂質でβカロテンが豊富!生のままはNG

ドッグフードのインゲン豆。高たんぱく・低脂質でβカロテンが豊富!生のままはNG

ドッグフードの原材料:インゲン豆(Green Beans)

インゲン豆はメキシコなど中央アメリカ、南米アンデスを原産とするマメ亜科の一年草の種子ですが、現在は世界中で食べられています。日本ではインゲンといえば一般的に緑色で種子が小さめでサヤごと食べるのが一般的ですが、実際インゲン豆に分類される豆は種類が非常に多く、見た目や特徴もさまざまです。

赤インゲン(キドニービーンズ)、虎豆、金時豆、うずら豆、黄インゲン、紫インゲンなど見た目も名前もさまざまです。

ドッグフードではいずれのインゲンマメも使われることがあり、原材料名にも、キドニービーンズやピント豆と表記されることもあります。インゲンマメは安価で手に入りやすいためドッグフードでも選択しやすい原材料のひとつと言えます。

インゲン豆をつかったドッグフード

インゲン豆の栄養素と犬におけるメリット

高タンパクかつ低脂質、βカロテンが豊富

インゲンマメは植物性タンパク質が豊富で低脂質、ミネラルやビタミンも豊富です。

緑黄色野菜に分類されるので、強い抗酸化作用を持ち、体内ではプロビタミンAに変換されるβカロテンも豊富に含まれています。

食物繊維が豊富

炭水化物源として穀物や芋類の代わりに使用されますが、インゲンマメはカロリーは控えめで低GIかつ食物繊維が豊富に含まれるので、ダイエットや体重管理を気にしている犬にもおすすめの食材です。

インゲン豆の注意点、危険性

生で食べるとレクチンによる下痢や嘔吐を引き起こす

インゲンマメは犬が食べても問題ない食べ物ですが、生のまま与えるのはNGです。

生のインゲンマメにはレクチンという糖結合タンパク質が含まれます。未加熱で生のまま食べてしまうと、糖結合タンパク質によって下痢や嘔吐などの体調不良を引き起こすため、与えるときはドッグフードや犬用に加工されたものか、必ず加熱してから与えるようにしてください。

まとめ

  • インゲンは色や見た目が種類によって異なる
  • 植物性タンパク質、食物繊維やβカロテンが豊富
  • 必ず加熱して生のままでは与えない
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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。