ドッグフードより手作り?おすすめ食材と避けたい食材、参考になるレシピ本を紹介!

ドッグフード 手作り

愛犬に手作りごはんはNGではない

多くのサイトでは市販ドッグフードを勧められる

多くのサイトでは「手作り食はNG、市販のドッグフードを与えるべき」とドッグフードの購入を勧められます。

確かに市販のドッグフードは第三者機関によって定められた成分基準に合わせてつくられているため、犬に必要な栄養素をドッグフードでは過不足なく摂ることができます。ですが手作り食が一概に犬の寿命を縮めたり健康を損なうというものではなく、獣医さんの中には手作り食を勧める方もいます。犬や飼い主さんによって向き不向きはあるかもしれませんが、頭ごなしに手作りNGというのは偏った考えかもしれません。

手作りごはんのメリット

いろいろな食感や味の食事を楽しめる

ドッグフードは種類がどんなに多くても数が限られ、多くても数種類の味のバリエーションしかありません。食感もカリカリではどれも同じような固さと食感で見た目にも彩りがありません。

愛犬のごはんを手作りにすると、様々な味や食感の食べ物が味わえるので、食事の幅が広がり愛犬も飽きずに毎日のごはんを楽しめます。また愛犬の好みやその日の体調で変えてより愛犬に寄り添ったごはんを与えることができます。

完全に原材料を選べる

ドッグフードでは添加物を一応確認できますが、フードが製造される工場に来る前に加工される原材料(乾燥粉末やミールなど)は、前の工場でどのような添加物が使用されているかわかりません。また、フードが製造された原産国は記載されていますが、原材料の原産国がすべて記載されることは稀です。

手作りごはんは原材料をすべて飼い主さん自身で選べるので、安全な原材料で作られた食事を犬に与えることができます。

ドッグフードに少ない栄養が摂れる

ドッグフードには過不足なく必要な栄養素を補うことができますが、ドッグフードでは得られない、摂取しにくい栄養素も多くあります。たとえばドライフードでは水分が10%程度しか含まれません、水分が少ないと腐りにくく保存性が高いメリットもありますが、必要な水分は飲み水からしか摂取しなければなりません。

また、ドライタイプ、ウェットタイプに関わらずドッグフードで唯一摂取できない栄養素と言われるのが「酵素」です。酵素は加熱処理によって失われるので、摂取が難しいとされています。

ビタミンも熱によって失われやすい栄養素です。ドッグフードではビタミンは栄養添加物として加えられるので、栄養源として不足することはありませんが、手作り食では添加物を使用しなくても原材料から得られる天然のビタミンを与えることができます。

おすすめの愛犬用手作りごはんのレシピ本

created by Rinker
¥1,430 (2020/09/17 03:52:56時点 Amazon調べ-詳細)

写真が多くて読みやすく、手作りごはん初心者の方にもおすすめです。見た目はとっても綺麗ですが、本格的過ぎず肩の力を抜いて挑戦しようと思えるので、これから手作りごはんを始めようと思っている方は、ぜひ使ってみてください。

created by Rinker
世界文化社
¥1,650 (2020/09/17 03:52:57時点 Amazon調べ-詳細)

獣医師さんが考案した手作り食のレシピ本ということもあり、体調に合わせた手作りごはんや、栄養バランスにも配慮したレシピが魅力で参考になる情報もたくさん。季節や行事・イベント時につくってあげたい犬との生活を豊かにするレシピもあって満足度の高い手作りごはんレシピ本かと思います。

獣医師さんと管理栄養士さんが共同開発したレシピ本です。メニューの数が多いので毎日手作り食を与えたいという飼い主さんやもっと手作り食のバリエーションを増やしたいという方におすすめです。

犬の手作りごはんにおすすめの食材、使用できない食材

おすすめの食材

手作りごはんをつくるなら、次のような食材がおすすめです。

  • ささみ
  • 火が通った白身魚
  • ツナ
  • キャベツ
  • サツマイモ
  • 大根(葉も)
  • ブロッコリー
  • ニンジン
  • 納豆
  • プレーンヨーグルト
  • 野菜や肉のだし汁

ささみや野菜類はよく手づくり食にも使われます。ささみや白身魚は高タンパク低脂質なので、体重やカロリーが気になる犬にもおすすめです。

また、意外かもしれませんが、愛犬に大豆アレルギーがなければ納豆もおすすめです。納豆に含まれる納豆菌は腸内まで届き善玉菌のエサとなり、間接的に腸内の健康をサポートする働きがあります。

水分補給やヘルシーなスープをつくる目的なら、野菜や鶏肉をゆでたダシ汁もおすすめです。

使用不可なNG食材

  • 長ネギ
  • タマネギ
  • ニラ
  • らっきょう
  • ブドウ(レーズンも)
  • アボガド
  • イチジク
  • 鳥の骨

犬に与えてはいけない食材は、ネギ類やアボカド、ブドウ、イチジクがあります。

鳥の骨はもろく折れやすいので、とがった部分などで犬がケガをする可能性があるため、物理的にNGとなっています。また生の肉からはがした骨の場合も細菌が繁殖しているのでNGです。

注意が必要な食材

  • 生魚
  • 魚介類
  • エビ
  • カニ
  • 煮干し
  • 生卵
  • レバー
  • 海苔
  • ほうれん草
  • ピーマン
  • なす
  • アスパラガス
  • じゃがいも
  • 銀杏
  • 柑橘類
  • ナッツ類
  • チョコレート
  • 茶(コーヒー、緑茶、紅茶など)
  • 砂糖
  • ごはん
  • 香辛料

NGとまではいきませんが、与える量や与え方に注意が必要な食材です。

特に魚介類は与え過ぎには注意しましょう。あまり頻繁に与えたり量が多すぎると、消化不良を起こしたり、ビタミンB1欠乏症による神経麻痺がおこることがあります。

また、ほうれん草は調理の仕方が大切で、生の状態のほうれん草には、シュウ酸カルシウム結石症の原因となるシュウ酸が多く含まれています。ただ茹でてしっかりアクを抜けばシュウ酸が取り除けるので、与えても問題ありません。ただ給与量には注意しましょう。

愛犬に食べさせたい簡単手作りレシピ

ドッグフードにひと手間レシピ

ドッグフードにひと手間加えることでなんちゃって手作りごはんがつくれます。総合栄養食で栄養面や安全面に心配がなく、なおかつ犬の食事の楽しみの幅を広げることができます。

  1. 給与量より少なめのドッグフードを用意
  2. 電子レンジで少し温め皿に入れる
  3. 上から茹でたササミや野菜を上から盛り付ける
  4. 完成

だし汁スープの手作りレシピ

野菜や鶏肉を茹でた時に出るダシ汁を使ったスープのレシピです。ポイントは味付けをせず素材の香りと甘みを生かすことです。調味料を使うと犬には塩分過剰になるので、味付けはしません。

  1. 野菜とササミをしっかり茹でる
  2. やけどしないようある程度冷ます
  3. 深めの皿に注ぐ
  4. 完成

ヘルシーさを求めるならこのままか野菜だけ取り出さず与えます。おやつやおかずを兼ねるなら、茹でたササミや鶏むねをスープに入れたまま与えます。

またペット用の茹でる際にペット用のヤギミルクを使用すると、高脂肪になりますが、栄養価が高く、嗜好性も高くなります。

手作りごはんのデメリット

手作り食にはたくさんのメリットと一緒にデメリットもあります。どのようなデメリットがあるのか知った上で手作り食にチャレンジしてみるといいかと思います。

手間と時間がかかる

手作り食は非常に手間と時間がかかります。ドッグフードであれば、購入してそのまま皿にあけて与えるだけの作業ですが、手作り食ではレシピの作成、原材料調達、作る作業と片付けなど、ドッグフードとは比べものにならないほどの時間と労力がかかります。

保存性が低く日持ちがしない

ドッグフードはドライタイプでは未開封の状態で1年ほど、開封済みでも1ヶ月位もつ商品が多く保存性が高いです。ウェットフードも未開封であれば1~3年の賞味期限があります。ですが手作り食は保存性が低く、すぐに悪くなってしまいます。

作ってすぐ与えても、ドライフードであれば、しばらく置いていたとしてもすぐには悪くなりませんが、手作りで加熱処理も完全ではない料理を長時間放置しておくと、それを食べて犬がお腹を壊してしまうこともあります。

このため手作りの場合は、その場で作ってその場で食べきってもらい、すぐに器など片付けなければ安全性や衛生状態を保つことが難しくなります。

栄養バランスの整ったレシピ作成が困難

ドッグフードは総合栄養食であれば、それと水だけで過不足なく栄養が取れるようレシピが設計されていますが、手作り食はそういった基準に沿ってつくられないので、特定の栄養素が多くなったり不足したりするリスクがあります。

また、人と同じように味付けをしてしまうと塩分過多になったりするため、人の栄養学と違う部分を理解して犬に合わせてレシピを組む必要があります。

このため、ただでさえ難しい栄養計算に加え犬に合わせた栄養のレシピを考えるのはハードルが高いとされています。

犬に毒性のある食べ物が混入する可能性

また、手作り食で心配なのは、犬にとって毒性のある食べ物が混入してしまう可能性があることです。

たとえば、アボカドやブドウ、チョコレートなど、私たちが普段から日常的に食べている食べ物は、誤って犬に与えると中毒を起こし、嘔吐や下痢、痙攣などを引き起こす可能性があります。

より人と近い食べ物を与えるようになると、つい自分と同じ物なら食べられると思ってしまいがちなので、常に注意しながら原材料選びやレシピを考える必要があります。