縁起が良いと言えば松竹梅
縁起が良いとされている「松竹梅」という言葉は、平安時代に中国から日本に伝わり、江戸時代頃に定着したそうです。
現代でもお正月の飾りや日本酒、お線香の名前に使われていたりします。
そんな松竹梅のうちの1つである梅ですが、犬が食べても大丈夫なのでしょうか?
この記事では犬と梅について詳しく解説します。
犬は梅を食べてはいけない
犬は生の梅を食べてはいけません。
生の梅の未熟な実や種には「アミグダリン」という犬にとって有害な成分が含まれています。
犬が生の梅を食べるとアミグダリンによって中毒を引き起こす危険性があるので、絶対に食べさせてはいけません。
犬の手が届かない場所で保存や管理をしなければいけません。
中毒を引き起こす量
犬が梅を食べてしまった場合、少量であれば問題ないことが多いです。
しかし犬の大きさや体質によってはたとえ少量であっても中毒を引き起こしてしまうことがあります。
そのため犬に梅は食べさせないに越したことはないでしょう。
中毒の症状
犬が梅を食べたことで中毒を起こしている時に見られる症状をご紹介します。
以下の症状が見られる場合には中毒を引き起こしている可能性があるのですぐに動物病院を受診してください。
- 下痢や嘔吐
- 腹痛
- ふらつき
- けいれん
- 呼吸困難
食べてしまった時には
万が一犬が生の梅を食べてしまった時には、自宅でできる応急処置はありません。
無理に吐かせるなどといったこともしてはいけません。
犬が生の梅を食べてしまった時には動物病院を受診してください。
動物病院の受診の時には、①いつ、②なにを、③どのくらい食べたか、以上の3点を伝えられるようにしましょう。
お散歩中の道端に注意
初夏の犬のお散歩時には注意が必要です。
お散歩コースに梅の木が生えている場合、大抵その付近には梅の実が落ちています。
落ちている梅の実を散歩中の犬がうっかり食べてしまうことも考えられます。
道端に落ちているものを食べるという行為自体も決して良いとは言えないですね。
犬は梅干しを食べても大丈夫?
犬は少量であれば梅干しを食べても大丈夫です。
梅を干す工程の中でアミグダリンの分解が進むためです。
ですが梅干しには塩分が多く含まれています。
塩分の過剰摂取は食塩中毒の原因となるので梅干しを食べ過ぎてはいけません。
梅干しには塩分が豊富に含まれている
みなさんご存知の通り梅干しには塩分が豊富に含まれています。
塩分の過剰摂取は食塩中毒だけではなく、腎臓や心臓への負担となります。
特に腎臓や心臓に関する持病がある場合には摂取量に気を配ってください。
食塩中毒
犬が梅干しを過剰に摂取すると塩分過多のために食塩中毒を引き起こすことがあります。
犬の体重1kgあたり2~3gの食塩摂取で症状が現れ始め、4g以上で命に関わると言われています。
たとえ少量であっても食塩中毒を引き起こす可能性があります。
種に注意
梅や梅干しの中に種が入っている場合には誤飲に注意してください。
梅の種は硬くて大きいため犬が喉に詰まらせて窒息する可能性があります。
喉だけではなく小腸などに詰まらせると腸閉塞を引き起こす原因にもなり得ます。
万が一梅の種を犬が誤飲してしまった時には動物病院を受診してください。
子犬やシニア犬
子犬やシニア犬に梅干しを食べさせることはあまりおすすめできません。
子犬は体が小さく、消化機能が未熟なこともあるので、梅干しを食べることで体に負担をかけてしまいます。
シニア犬も成犬と比較すると消化機能が衰えてきていることがあり、子犬と同じく体に負担をかけてしまいます。
犬は梅の加工食品を食べても大丈夫?
犬は梅の加工食品を食べてはいけません。
梅の加工食品にはさらに多くの塩分や糖分が含まれていることがあるためです。
犬にとっては有害な成分が含まれている可能性もあるため、犬に食べさせることができません。
梅の誤食の対策方法
犬が梅を食べないようにするためにできることの一例をご紹介します。
管理を徹底する
梅を犬の手の届かない場所に保管するのが1番確実な方法です。
犬が梅を誤食する可能性を限りなくゼロに近づけることが大切です。
しつけをする
犬が勝手にものを食べないようにしつけをすることも有効です。
飼い主から「よし」などの声かけがあってから食べ始めるようにしつけると、梅以外の様々な食べものの誤食を防ぐことにも繋がります。
目を離さない
常に犬から目を離さないようにすることで、誤食しそうになった時点で止めることが可能です。
当たり前の内容のように思われますが、犬との生活に慣れてくるとつい目を離してしまうことも少なくありません。
初心を忘れずに犬の行動に気を配るようにしましょう。
アミグダリンとは
アミグダリンとはバラ科の植物の種や葉、茎、未熟な果実などに含まれている成分です。
梅の他にはさくらんぼ、桃、リンゴなどに含まれています。
アミグダリンは犬の体内で消化されるとシアン化水素を発生させます。
犬はこのシアン化水素によって重篤な中毒症状を引き起こす危険性があります。






















































































































