では今回はドライフードについて詳しく見ていたいと思います。
ドライタイプのドッグフードとは
最も一般的なドッグフード
ドライフードとは最も一般的なドッグフードで、販売数も様々な種類のドッグフードがある中でドライフードが最も多く販売・購入されています。
総合栄養食として販売されているドライフードが多いため毎日のごはんとして与えられている方が多いのではないでしょうか。
水分量10%程度に乾燥
エクストルーダーで原材料を混ぜ合わせ成型されたのち、水分量を10%程度になるまで乾燥させるため、犬がドッグフードを食べた時に「カリカリ」とした食感になります。
水分量が10%を超えてくると、カビが発生しやすくなるため、ドライフードのほとんどが10%以下の水分量におさえて製造されています。
ドライドッグフードのメリット
効率良く栄養を摂取可能
ドライタイプのドッグフードは、乾燥させることによって栄養価がギュッと凝縮されているので、重量あたりの栄養価が高いメリットがあります。
そのため毎日必要な栄養を必要な分だけ愛犬に効率良く摂取させるに非常に便利なフードとなっています。
コストパフォーマンスに優れる
またドライフードは、ウェットフードに比べて安くコストパフォーマンスに優れています。1日あたりの食事にかかる費用が100~200円程度と非常に経済的なので、飼い主さんのお財布の負担も少なく続けやすいメリットがあります。
保存がしやすい
ドライフードは乾燥させ水分含有量を少なくしているため、保存がしやすいメリットもあります。
一般的なドッグフードの賞味期限は、未開封であれば1年~1年半くらい持ちますし、開封後も口を閉めていれば食べきるまでの1ヶ月程度は常温で保存が可能です。
歯磨き効果、歯や顎の強化
犬にとってもカリカリとしたドライフードを食べることで、歯磨き効果になるのでウェットフードに比べて口腔内トラブルになりにくいフードと言えます。
またドライフードは食べ応えがあり歯ごたえもあるので、歯や顎の強化にもなります。そのため成長期の犬には特に顎の筋力強化のためにもドライフードを与えるべきです。
ドライドッグフードのデメリット
粒の大きさを考慮する必要がある
ドライタイプのドッグフードのデメリットは、粒の大きさがメーカーやブランドのラインナップによって変わってくるので、愛犬の口や体の大きさを考慮して粒の大きさを選ぶ必要があることです。
粒の大きさは特に法律や基準があるわけではないので、様々な大きさや形状の物があります。さらに犬は猫と違って、超小型犬から大型犬までサイズの幅が非常に大きいため、どのような犬に向けたフードなのか、粒の大きさが何mmなのかは確認しましょう。
子犬やシニア犬は噛めないことがある
また愛犬の成長段階によってはドライフードを噛むことができず、飲み込めない可能性があります。
歯や顎が発達しきっていない子犬は、固いドライフードを噛むことができず吐き出してしまったり、反対に噛まないまま飲み込んで喉に詰まらせてしまうことがあります。
加齢や口内炎、虫歯、病気などによって歯や顎が衰えてしまったシニア犬もまた、ドライフードを食べることができないことがあります。
このような場合、ドライフードをふやかしたり小さく砕いたりする手間がかかりますし、それでも食べられない場合は他のドッグフードに切り替えるしかありません。
ドライタイプのドッグフードの注意点
総合栄養食以外のフードもある
ドライタイプのドッグフードの多くは総合栄養食ですが、中には一般食や間食などおかずやおやつとして販売されているドライフードもあります。
総合栄養食以外のドライフードは、犬に必要な毎日の栄養を満たせていない可能性が高く、与え続けると犬が体調を崩したり病気になることもあります。
そのためドライフード=総合栄養食とは考えず、毎日与えるドッグフードを選ぶ際にはドライタイプでも必ず総合栄養食かどうかを確認しましょう。
ドライタイプのドッグフードのまとめ
ドライフードのメリット・デメリットまとめ
ドライフードのメリット | ドライフードのデメリット |
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・効率良く栄養が摂取できる ・コスパが良い ・保存がしやすい ・歯磨き効果 ・顎や歯の強化 | ・歯や顎に問題があると噛めない ・愛犬に合った大きさの粒を選ぶ必要がある |
ドライタイプのドッグフードは、総合栄養食かどうかを確認の上、愛犬のサイズに合った粒のサイズを選ぶようにしましょう。