ドッグフードの選び方。総合栄養食で成長段階・犬種・サイズに合わせて選択しよう

ドッグフード 選び方
佐藤さん
ドッグフードを選ぶ時にどのような基準でみていけばいいのか分かりません…。
犬田さん
そうですね。猫や他の動物と違って、犬は犬種によってサイズもかかりやすい病気も全然違いますし、添加物や栄養バランス、食いつきなども加味すると、ベストなフードを選ぶのは非常に難しいと思います。

ここではドッグフードの選び方について紹介したいと思います。

ドッグフードの選び方

選び方の基本
  1. 総合栄養食
  2. 原材料
  3. 成長段階(ライフステージ)
  4. 犬種・サイズ

1.総合栄養食

愛犬の最低限の健康を守るためには「総合栄養食」を選びましょう。総合栄養食とは、犬のメインの食事として与えることを目的につくられたフードで、犬が必要とする栄養基準をバランスよく満たし、水とそれだけで犬が健康を維持できるようなレシピになっています。

一般食やスナックは、嗜好性が高くなるようにはなっていますが、犬が生きるために必要な栄養素をバランスよく摂取することはできません。犬の食の楽しみを充実させる一つのアイテムとして使用するなら良い方法ですが、普段の主食は総合栄養食を選びましょう。

2.原材料

原材料の品質が気になる方は、中国産原材料不使用・乾燥肉不使用・合成添加物不使用・オーガニック素材などに目を向けるといいかもしれません。

原材料のすべての原産国をそれぞれオープンにしているメーカーもあるので、公式サイトもチェックするのがおすすめです。

3.成長段階(ライフステージ)

各成長段階に合わせた犬の成長段階(ライフステージ)に合わせたドッグフードを選びましょう。

ライフステージ(成長期・成犬期・高齢期・超高齢期)によって必要な栄養や必要量が変わってきます。全成長段階に対応したオールステージのドッグフードも販売されているので、その辺も活用できるかと思います。

4.犬種・サイズ

犬種によって体のサイズも、食べる量も、かかりやすい病気も全然違います。現在病気を患っていなくても犬種によって遺伝的にかかりやすい病気もあるので、その対策となるドッグフードを選べると、現在の健康を維持しつつシニア期に向けた準備ができると思います。

ドッグフードのその他の選び方

栄養バランス

総合栄養食を選ぶことで基本的に栄養バランスについては心配はいりませんが、ペットフードには上限値や制限がない成分も多くあります。このため、最低値は守られていても過剰に特定の成分が多く配合されている可能性は0ではありません。

成分によって犬にどのくらいの量が必要なのか変わってくるため、すべての成分をチェックすることは難しいですが、最低限の栄養バランスへの知識はつけておいた方がいいと思います。

生産国

また原材料や添加物についてちんぷんかんぷんという方は、原産国も参考になります。ヨーロッパではペットフードの基準が日本より厳しいので、生産国がヨーロッパというだけで法律によるペットフードへの規制は厳しくなります。

また愛護精神への意識が高い国では品質の低いフードはそもそも売れませんから、自然と高品質になるというのも理由の一つです。

基本はドライフード

基本的にドライフードを与えることをおすすめです。顎の力の発達や噛むことで満足感や歯磨き効果を得ることができます。

生まれて間もない子犬や、口腔内の病気にかかっている、また食欲減退や水分補給などの理由がなければ、基本的にはドライフードを選んであげましょう。

メーカー

ドッグフードを製造販売しているメーカーの信頼性、透明性などを見るのがてっとり早いかもしれません。安全性の高いドッグフードをつくるメーカーはそれだけ自信があるので、企業代表が顔を出していたり、内部や情報を開示していることが多いです。

会社概要が分からないメーカーはそれだけで透明性が低いため、いざという時の保証やサポートもおざなりになりがちです。またメールや電話で問い合わせた際の印象も判断材料になります。

選ぶのが難しいならランキングも参考に

一人で沢山のドッグフードの原材料や成分、総合栄養食かどうかなど調べるのは時間がかかるので、もしどうどう巡りになったら当サイトのランキングを参考にしてみてはいかがでしょうか。

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。