目次
しかし、ドッグフードは破棄することをおすすめします。
ドッグフードに蟻(アリ)がたかっている
蟻は、砂糖やお菓子など甘い物に集まってくるイメージが強いかもしれませんが、蟻によって、甘い物に集まる蟻もいれば、栄養が豊富なドッグフードや昆虫の死骸などに集まってくる蟻もいます。
このため、ドッグフードの袋を開けっぱなしにしたまま放置すると、蟻が集まってくることがあります。また、普段はきちんと閉めていても、きちんと閉まりきっていなかったり、小さな穴が開いていたなどの理由で、袋の中に蟻が大量発生…という恐ろしい状況を経験した方もいるかもしれません。
愛犬が蟻を食べてしまっても大きな問題はない
もし愛犬がフードに混ざった蟻を数匹ほど食べてしまったとしても、それ自体は大きな問題ではなく、最近は昆虫を主原料にした昆虫食のドッグフードを販売するメーカーもあるので、虫自体は高栄養で犬にとって悪い成分も含まれていないので悪いものではありません。
犬は雑食性で昔から昆虫を食べることもあり、また散歩中に蟻にいたずらしたり、食べてしまう犬もいます。
蟻がたかっているドッグフードはすぐに処理する
しかし、蟻がたかったドッグフードはすぐ破棄しましょう。
除草剤などが付着している可能性
蟻はどこから来たかも分からないので、除草剤や駆虫薬、その他不衛生なものが付着している可能性があり、衛生的・安全面からも拾い食いをしているのと同じなので、良いとは言えません。
攻撃性が高く、新たな仲間を引き連れて戻ってくる
また、室内に入り込む蟻は攻撃性が高く、噛まれる場合もあります。
さらに蟻は一度エサの場所を見つけ、一度エサを運んで巣に戻ると、さらなるエサを運ぶために同じ場所に新たな仲間を引き連れてやってきます。ドッグフードとたかっている蟻を放置すると、蟻がさらに沢山の蟻を引き連れて室内に侵入し、他の食品にも被害が及ぶ可能性があるので、蟻を見つけたら巣に戻る前にすぐに処理しましょう。
ドッグフードに蟻が出た時の対処法
ビニール袋などに入れ密閉して破棄
蟻がたかっているドッグフードは、ビニール袋などに入れ、きつくしばったりテープでしっかりと密閉してから破棄しましょう。紙袋では蟻が出てきてしまう可能性があります。
駆除スプレーや掃除機、テープなどで駆除
家の中でドッグフード以外にも蟻が出ている場合は、再度ドッグフードに侵入しないよう家の中の蟻の駆除も行います。
掃除機で吸う、テープでくっつける、また凍殺スプレーを使用して家の蟻を退治していきます。駆除スプレーやアルコールスプレーは犬を別室に移して離れて照射すれば問題ありませんが、少なからず床や壁に付着しているので舐めたり触れる可能性を考えると、凍殺スプレーがおすすめです。
ドッグフードの蟻の予防方法
ドッグフードを密閉容器に保存する
ジップロックのように口が閉じれるドッグフードや、クリップなどで口を塞いで保存されている方も多いかと思います。
ですが、フードをそのままの状態で保存していると、たとえ開口部を塞いでいたとしても、毎日の開け閉めの中で閉まりきらずに少し開いたままになることもあるかと思います。
開けっぱなしになると、蟻がニオイを嗅ぎつけ袋に侵入してしまうので、フードストッカーや密閉容器などプラスチックで袋よりも密閉しやすい容器に入れ替えるのがおすすめです。
また空気に触れる時間が長くなると、フードの酸化も進み、風味も落ちてしまうので、ストッカーにうつすのは他の点から言っても良いと思います。
ドッグフードを床から高い位置に保管する
蟻は飛べない種類がほとんどなので、床よりも高い位置に保管した方が蟻の侵入は防ぎやすくなります。
1つ目の密閉容器に入れる方法と合わせて保管すれば、かなり改善されると思います。
部屋を清潔に保ち、蟻が入り込む隙間を塞ぐ
根本的な虫対策としては、ドッグフードだけでなく、家や部屋全体を清潔に保ち、虫が入ってきそうな場所はなるべく塞ぐようにしましょう。窓やサッシの間、玄関や地面に近い場所で外と繋がる場所は蟻が入ってきやすい場所です。
食べかすや他の虫の死骸、ドッグフードの食べかすなども放置すると、蟻や虫が寄ってきます。果物を常温で保存することも蟻を呼び寄せる要因になるので注意しましょう。
まとめ
- 蟻を数匹食べても問題はない
- ドッグフードは蟻ごとすぐに破棄
- 蟻退治には凍殺スプレーがおすすめ
捨てた方がいいでしょうか?もし犬が食べてしまっていたらまずいですか?