ドッグフードのふやかす方法
ふやかす液体
ドッグフードをふやかす時の液体は、水・ぬるま湯・犬用ミルク(ペット用ミルク)のいずれかを使用しましょう。
犬の食いつきが良いのは上から、
- ぬるいミルク
- 常温のミルク、ぬるま湯
- 常温の水
- 冷たい水
といった感じになります。温かいミルクは犬の食いつきもよく、冷たくないので下痢などお腹を壊しにくいです。カロリーや肥満が気になる場合は、ミルクではなくぬるま湯にすると常温のミルクと同じくらいの食いつきになりやすいと思います。
ふやかす時間
いつまでふやかしていればいいのかと思われる方もいるかもしれませんが、ミルクやぬるま湯にドッグフードをぬるま湯に浸かった状態なら5分くらいでふやけるドッグフードが多いです。
表面がコーティングされていたり固めで水分が少ないドッグフードでしたら倍の10~15分程度ふやかしておくといいかもしれません。
なかなかふやけない場合
軽く砕いてふやかす
何分経ってもなかなかふやけないドッグフードの場合の対処方法として、ふやかす前にドッグフードを袋に入れて軽く砕いてからふやかす方法があります。軽く砕くことで粒のままふやかすよりも表面積が大きくなるので柔らかくなりやすくなります。
高い温度のお湯やミルク
また他の方法としては、熱めのお湯やミルクでふやかす方法です。熱いお湯の方がドッグフードはふやけやすくなります。しかしこの場合、犬が舌を火傷しないように必ずぬるくなるまで待ってから与える必要があります。
ふやかしたドッグフードの保存は可能か
数時間程度なら冷蔵庫で
ふやかしたドッグフードは水分が多く含んでいるのであまり長時間の保存はしない方がいいでしょう。数時間~半日程度なら冷蔵庫で保存も可能ですが、食べなかったり残した場合は破棄するのが無難です。
ドッグフードをふやかすメリット
消化しやすくなる
ドッグフードをふやかして与えることで噛んだり飲み込んだりしやすくなり、また体の中でも消化がしやすくなります。
子犬や老犬に全年齢対応のドッグフードを与える時にはミルクやぬるま湯でふやかしたドッグフードを与えるのがおすすめです。
水分補給になる
またドッグフードをふやかして与えることで、通常より多くの水分を犬に摂取させることができるメリットがあります。
脱水症状であったり水をあまり飲まない犬にはドッグフードをふやかしたりウェットフードを与えると水分を食事と一緒に摂取することができます。
ドッグフードをふやかすデメリットと注意点
虫歯や口臭の原因になる
ドッグフードをふやかすデメリットとしては、犬の口臭や虫歯の原因になるという点です。
通常のドライフードはカリカリと固い状態で口の中に入って飲み込まれますが、ふやかして柔らかい状態で口に入ったドッグフードは口の中や歯の隙間に入り込んでこびりついてしまうことがあります。
歯磨きを定期的に行えるならあまり問題にはなりませんが、放っておくと虫歯や歯周病、口臭など口腔内のトラブルの原因になります。
歯や顎が発達しない
また子犬にドッグフードをふやかして与え続けるのはよくないとされています。
子犬~成犬の時期は歯や顎が鍛えられて発達するので、この時期に柔らかいドッグフードばかりを食べていると十分に歯や顎が発達しない可能性があります。
そのためある程度歯が生えて固いものも食べられるようになってきたら徐々に水やミルクの量を減らして通常のドッグフードを食べられるようにしていきましょう。
時間が経ったフードで下痢に
ふやかしたドッグフードを長時間放置しておくとドライフードの状態よりも急速に雑菌が増殖していきます。
雑菌が増えたドッグフードを食べると、犬がお腹を壊したり下痢になったりしてしまうこともあるので、注意が必要です。