ドライフードの水分量
ドライフードは約8~10%程度
ドライタイプのドッグフードの水分量はだいたい水分は7~10%程度です。一般的に水分含有量が13%以上となるとカビが生えやすくなるので、ドライフードの場合、10%以下のものが多く、カビないように水分量は12%以下に保つ必要があります。特に日本は湿度が高くカビが出やすい環境なので水分量少なめのドッグフードが多いかもしれません。
セミウェットはおよそ25~35%、ウェットフードは水分量75%程度からそれ以上となっています。
ドライフードでは水分だけは補えない
総合栄養食はそれだけで必要な栄養が補えるようにレシピが考えられていますが、ドライフードの場合、水分だけは補うことができないので、十分な量の水も一緒に置いておく必要があります。ウェットフードの場合は水分が80%以上含まれるのでドライフードに比べても多くの水分を摂取することができます。
犬に必要な1日分の水分量
犬に必要な1日分の水分量は下記のようになります。
犬の体重(kg) | 飲む水の量(ml) |
---|---|
2kg | 190ml |
3kg | 260ml |
4kg | 320ml |
5kg | 370ml |
6kg | 430ml |
7kg | 480ml |
8kg | 530ml |
9kg | 580ml |
10kg | 630ml |
15kg | 850ml |
20kg | 1,060ml |
25kg | 1,250ml |
30kg | 1,440ml |
35kg | 1,610ml |
40kg | 1,780ml |
ただし下痢、嘔吐高体温、多尿、授乳など体内の水分の損失が増えると上記よりも必要な水分量は増えます。
あまり水を飲まない犬への対処方法
犬の体の60%は水分で構成されていて、水分は他の栄養に比べて不足するとただちに死に至る可能性のある非常に重要な成分です。犬は猫と違って自分からよく水を飲む子が多いので、多くの犬は必要な水分を自主的に補給してくれますが、中には水を積極的に飲まない犬や、病気やケガで飲めない犬もいるので、その場合は工夫して水分を摂取させる必要があります。
スープやウェットフード、ふやかす、水飲み場を増やすなど
あまり水を飲まない犬には、犬の好きなササミを茹でて香りを付けたダシスープやウェットフード、水でふやかしたドライフードなどを与えたり、水飲み場を増やしてなるべく水分を補給ができるよう工夫しましょう。
工夫してもなかなか飲んでくれない場合、病気や他の原因があると思われます。他にも体調に変化がある場合には一度動物病院で診てもらうのがおすすめです。
ドッグフードの水分と犬に必要な水分量まとめ
以上、ドッグフードの水分量と犬に必要な水分量についてまとめてきました。
生物にとって体に水分補給はとても大切です。不足すると命に関わることもあります。人間のように自分で蛇口をひねって水を飲んだり冷蔵庫を開けて飲み物を飲んだりできないので、常に水を補給できるように準備しておくことだけは忘れないようにしましょう。