犬にブドウやレーズンを与えることは絶対にダメ。急性腎不全やぶどう中毒の危険性がある

犬にブドウやレーズンを与えることは絶対にダメ。急性腎不全やぶどう中毒の危険性がある

色々な種類のあるぶどう

ブドウはほどよい酸味と甘みがあり生のまま食べていい果物です。

近年はいちご狩りに並んでブドウ狩りの人気も高まってきています。

そんなブドウは犬に与えることができるでしょうか?

犬にブドウを与えることができる?

犬にぶどうを与えることは絶対にしてはいけないと言われています。

犬にぶどうを与えることで中毒を引き起こしてしまい、最悪の場合には死に至ることもあります。

ぶどうを与えることで急性腎不全になってしまうためです。

犬に与えるととても危険な食品なため最大限の注意をする必要があります。

犬にぶどうを与えると急性腎不全、ぶどう中毒の危険性がある

犬にぶどうを与えることができない理由を説明します。

犬にぶどうを与えることができないのは急性腎不全を引き起こしてしまうためです。

急性腎不全になると腎臓の機能が急激に低下し老廃物の排出ができなくなります。

それによって体内の水分量が調節できなくなってしまいます。

このような状態のことを急性腎不全と言います。

ぶどうを与えることで急性腎不全を起こしてしまうことをぶどう中毒と言います

犬に与えるとぶどう中毒を引き起こす量

犬にぶどうを与えるとその量に関わらずぶどう中毒を引き起こします。

ぶどうを与える量が一粒であっても命に関わる可能性があります。

たとえ少量であっても絶対に犬にぶどうを与えることはしてはいけません。

犬にぶどうを与えると見られる症状

犬がぶどう中毒を引き起こしてしまった時に見られる症状を紹介します。

以下のような症状が見られる場合にはぶどう中毒の可能性があります。

すぐに動物病院を受診するようにしてください。

  • ぶどうを摂取してから数時間以内に食欲不振、激しい嘔吐や下痢の症状が現れます。これらはぶどう中毒の初期症状であるとされています。
  • ぶどうを摂取してから12時間以上から数日経つと、欠尿・無尿、震え・ふらつき、痙攣、荒い息をするなどの症状が現れます。これらはぶどう中毒の深刻な症状であるとされています。

誤食時の対処方法

誤ってぶどうを犬が食べた時にすべきことを記載します。

誤食の可能性が考えられる場合にはすぐに動物病院を受診してください。

たとえ症状がなくても必ず受診するようにしてください。

ぶどう中毒の症状が出る前の食べたすぐ後に受診することが理想です。

受診の際には、①いつ、②なにを、③どのくらい食べたか、以上の3点を伝えられるようにしましょう。

 

誤食の瞬間を目撃していたなど、誤食後の早い段階で飼い主が気づくことができた場合に無理に吐かせることはしないでください

素人が誤った方法で吐かせようとすると窒息などの危険があり、かえって命に危険を及ぼす可能性があります。

夜間や休日にも救急診療を行っている動物病院があります。

どうか焦らずに落ち着いて診療可能な動物病院を探してください。

ぶどう以外に与えることのできないもの

ぶどう以外のぶどう中毒の危険性のある食べものの例を以下の表にまとめました。

その中でも特にレーズンには注意が必要です。

レーズンとはぶどうを乾燥させたもののことを指します。干しぶどうと呼ばれることもあります。

レーズンは生のぶどうよりも濃度が濃いためさらに危険です。

絶対に与えることのないようにしましょう。

  • マスカット
  • レーズン
  • ぶどうジュース
  • ぶどうグミ
  • レーズンパン

いちごは与えることができる

いちごはぶどう類と混同されやすいですが、ぶどうと異なり犬に与えることができます。

ブルーベリーなどのベリー類は犬に与えることができます

犬にぶどうを与えることがないようにするための対策

ぶどうの管理を徹底する

犬にぶどうを与えることがないように行うことができる対策の一例を紹介します。

まずぶどうを犬の手の届かない場所に保管することが大切です。

犬にぶどうを与える可能性をできるだけゼロに近づけましょう。

犬にしつけをする

勝手にものを食べないようにしつけをすることも必要です。

飼い主からの「よし」などのかけ声のあとに食べ始めるようにしつけすることも効果的です。

ぶどうだけではなく様々な食べものの誤食を防ぐことができます。

犬から目を離さない

犬から目を離さないことは大前提です。

初歩的な内容ですが犬の飼育に慣れ犬のいる生活が当たり前となってくるとおろそかになってしまう飼い主は少なくありません。

初心を忘れずに犬の行動には注意しましょう。

なぜ犬にぶどうを与えることはいけないのか

ここまでぶどう中毒を引き起こす危険性があるために犬にぶどうを与えることをしてはいけないと繰り返し述べてきました。

どうして犬はぶどうを食べるとぶどう中毒を引き起こしてしまうのでしょうか。

実は具体的な原因物質はまだ完全には明らかになっていません。

しかし近年の研究では酒石酸が主な原因物質であるとする説が唱えられています。

まとめ

  • 犬にぶどうを与えることは絶対にダメ
  • 急性腎不全やぶどう中毒の危険性が非常に高い
  • レーズンを与えることも絶対にダメ

ABOUTこの記事をかいた人

平林

ドッグフード勉強会で執筆を担当しています。スコティッシュフォールド、マンチカン、トイプードルと暮らし、犬、猫との生活も10年を超えました。研究論文などを元に、正しい知識をわかりやすく執筆することを心がけています。