目次
ドッグフード勉強会おすすめ!ダイエットドッグフードを紹介
ダイエットドッグフードの選び方ポイント
- ほどほどの脂質
- 低炭水化物食(低GI値)
- 高タンパク質
ほどほどの脂質:10~15%前後
イメージしやすくわかりやすい成分として、脂質の目安はおよそ10~15%前後で抑えるとよいです。
脂質は最も効率よくエネルギーとして犬の体に働いてくれますが、消費されないと他の成分よりも早く脂肪に変わってしまいます。
そのため、すぐに脂肪になってしまう脂質は低めにおさえたドッグフードを選ぶことが大切です。
低炭水化物食:低GIの原材料
サツマイモ、豆類、玄米などの低GI値の原材料を使用しているドッグフードは肥満対策にも有効です。
GI値 | カロリー (100g) |
|
---|---|---|
ジャガイモ (ポテト) | 90 | 76 |
サツマイモ (スイートポテト) | 55 | 132 |
インゲン豆 | 37 | 333 |
エンドウ豆 | 38 | 352 |
レンズ豆 | 55 | 353 |
トウモロコシ | 70 | 92 |
玄米 | 56 | 165 |
精白米 | 84 | 168 |
低GI(低グリセミック)食材は血糖値が上がりにくく、高GI値に比べて肥満になりにくい食材として注目されています。
低炭水化物のドッグフードまた低GI値の原材料を使用しているドッグフードを選ぶことが大切ですが、残念ながら多くのドッグフードには炭水化物量が記載されていないので、原材料や他の成分との比較で判断する必要があります。
高タンパク質:25~30%以上
タンパク質は筋肉や様々な器官を形成することから、ダイエット中にも積極的に摂取する必要があります。高タンパク質だと20%台後半~30%以上が適当です。
成犬の場合、最低18%のタンパク質が必要とされていますが、タンパク質は体の血管、臓器、筋肉、被毛など様々な器官をつくるために必要な成分なので、タンパク質を制限する必要はありません。
脂質のようにすぐに脂肪として蓄えられるわけではないので、低脂質で高タンパクな動物原料を使っているドッグフードに注目すると良いダイエットフードが見つけられるかと思います。
肥満対策におすすめ1:オリジン フィット&トリム
商品詳細 | |
---|---|
主原料 | 鶏肉、七面鳥、レバー、タラ、カレイ、ニシン、イワシ、グリーンピース、赤レンズ豆など |
粗タンパク質 | 42% |
粗脂質 | 13% |
粗繊維 | 8 % |
カロリー | 353kcal/100g |
体重管理用のドッグフードとして販売されているフィット&トリムは、動物原料が85%というレシピとなっています。
肥満対策におすすめ2:アカナドッグフード ライト&フィット
商品詳細 | |
---|---|
主原料 | 鶏肉、七面鳥赤レンズマメ、グリーンピース、エンドウ繊維など |
粗タンパク質 | 35% |
粗脂質 | 11% |
粗繊維 | 8 % |
カロリー | 368kcal/100g |
肥満対策におすすめ3:AATUドッグフード
商品詳細(チキン) | |
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主原料 | チキン、サツマイモ、ひよこ豆、エンドウなど |
粗タンパク質 | 32% |
粗脂質 | 16% |
粗繊維 | 3% |
カロリー | 369.5kcal/100g |
肥満対策におすすめ4:フィッシュ4ドッグ サーディン
商品詳細(サーディン) | |
---|---|
主原料 | サーディン(イワシ)、スイートポテト、サーモンミール、エンドウ |
粗タンパク質 | 26% |
粗脂質 | 12% |
粗繊維 | 2.5% |
カロリー | 349kcal/100g |
肥満対策におすすめ5:ペットカインド トライプドライ
商品詳細(グリーントライプ&バイソン) | |
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主原料 | ビーフトライプ、牛肉、鶏肉、エンドウ豆、チキンミール、七面鳥ミール、エンドウ豆澱粉、エンドウ豆タンパク |
粗タンパク質 | 32% |
粗脂質 | 16% |
粗繊維 | 10% |
カロリー | 366.3kcal/100g |
ダイエット用フードではありませんが、胃にはアミノ酸や脂肪酸、消化酵素、ビタミン、ミネラルなど様々な栄養素が豊富に含まれているため、ダイエットをしながらも豊富な栄養を摂取することができるメリットがあります。
愛犬の体重管理における注意点
愛犬の体重管理において絶対やってはいけない危険な行為や注意点もご紹介しておきます。痩せることばかりに意識を向けすぎて犬が不健康になったり大きなストレスを抱えてしまわないようにダイエットは長い目で見てゆっくり行っていくことをおすすめします。
絶食、急な減食はNG
愛犬のダイエットとして下記のような方法を用いる方もいますが、あまりおすすめはしません。
- ドッグフードの量を減らす
- 絶食や断食
- 手作りのヘルシーな食事
自分の意志で行う人間なら頭が回らなくなるほど空腹になったら自分で勝手にやめられますが、犬は飼い主さんから与えられたものしか食べることができないので、急に食べる量が減ったり絶食をすると、犬低血糖になってしまったり、絶食後の早食いやドカ食いでかえって胃が大きくなってしまう、丸のみでのどを詰まらせてしまうなどの問題が生じる可能性があります。
無理に激しい運動をさせる
食事とは関係ありませんが、ダイエットには運動が効果的と言われます。ただ肥満・太り気味の犬には運動も注意しましょう。
シニア犬や元々関節の病気をかかえやすい犬種は、運動によってケガや骨折してしまう可能性があります。骨折やケガをすることでさらに運動量が減りますし、余計に運動や散歩が嫌いになってしまうこともあります。
嫌がっている犬に対して無理矢理なにかさせようとする行為も犬によっては大きなストレスになるため、飼い主さんとの信頼関係も壊れかねません。
食事にせよ運動にせよ、いきなりストイックな方法で始めるのはやめましょう。
肥満対策におすすめのダイエットドッグフードまとめ
- ダイエットには低炭水化物がおすすめ
- 脂質はカットしつつタンパク質は必要
- 急に量を減らさない
他にもダイエット向きのフードは探せば沢山あると思います。様々なフードを比べたいなら下記のランキングもチェックしてみてください。