ベジタリアンで犬の栄養は足りる?動物原料不使用のドッグフード

ドッグフード ベジタリアン ヴィーガン

ベジタリアンドッグフードとは

動物原料を不使用

ベジタリアンドッグフードは、動物原料を不使用にしてつくられたフードです。肉や魚などを不使用にして、野菜や穀物などの植物原料でレシピが構成されています。

肉や魚にアレルギー反応が出る犬向けに開発されたレシピで、ダイエットや皮膚炎対策として利用されたり、ベジタリアンの飼い主さんに人気が高いドッグフードです。

ベジタリアンドッグフードの栄養

食物繊維、炭水化物が多い

ベジタリアンフードでは野菜や穀物が主原料で使用されるので、炭水化物や食物繊維が多くなります。

雑食の犬にとって炭水化物はエネルギーとして利用できる生命活動の源になる栄養素ですし、食物繊維は便の調子や腸内環境を整えるために大切な成分です。

タンパク質、脂質が少ない

ベジタリアンフードに少なくなりがちな栄養素は、タンパク質と脂質です。

タンパク質や脂質は、肉や魚など動物原料に豊富に含まれる栄養素なので、動物原料が含まれないベジタリアンドッグフードでは不足しがちな栄養素になります。

ベジタリアンドッグフードで必要な栄養素を摂取できるのか

総合栄養食なら基準はクリア

ベジタリアンフードでは、肉や魚に豊富な栄養素が摂取できないと言われますが、ベジタリアンフードでも「総合栄養食」として販売している場合、最低限の栄養基準はクリアしています。

このため極端に栄養素が足りなくなったり、栄養バランスに問題があることはありません。

十分かどうかは別問題

ただベジタリアンフードに限らず、栄養基準をクリアしているからといって、犬にとって最適な栄養バランスかどうかは分かりません。肉や魚にしか含まれない栄養素もありますし、栄養基準を満たしていても、栄養素の体内での利用性や内臓にかかる負担はまた別の話になるからです。

必要な栄養素を合成してつくる力

ただ犬は雑食のため、肉や魚に豊富な栄養素を、体内で別の栄養素から必要な栄養素を合成して作り出す能力もある程度持ち合わせています。

このため肉食性で合成できる栄養素が少ないネコ科動物に比べると、犬はベジタリアンフードにも比較的対応できる動物と言えます。

おすすめのベジタリアンドッグフード

ベジタリアンドッグフードはそもそも数がとても少なく、販売しているメーカーも販売店も少ないです。ここではネット通販で購入できるおすすめのベジタリアンドッグフードをいくつかご紹介します。

ヤラー オーガニックベジタリアン

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ヤラー (YARRAH)
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ヤラーのオーガニックベジタリアンは、小麦やトウモロコシ、ヒマワリの種などをメインに使用し、大豆でタンパク質を補ったベジタリアンドッグフードです。

オーガニック認証を得る正真正銘のオーガニックドッグフードで、農薬や遺伝子組換え、工場内の衛生面などにも配慮した安全性の高いフードとなっています。

大豆*、全粒小麦*、小麦ふすま*、トウモロコシ*、ひまわりの種皮*、ココナッツオイル*、イースト、シロバナルーピン*、バオバブ*、海藻*、ビタミン類(VC、VB2、VB12、VA、VD2、VK、VB1、パントテン酸、塩化コリン、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、酸化マンガン、タウリン、硫酸銅、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ化カリウム)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ビタミンE)

*はオーガニック認証

タンパク質21%
脂質13%
粗灰分8.5%
粗繊維8%
水分8%
炭水化物41.5%
カロリー329kcal/100g

ナチュラルバランス ベジタリアン

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ナチュラルバランス
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ナチュラルバランス ベジタリアンは、玄米やオートミール(燕麦)を主原料に使っています。小麦や大豆、トウモロコシを使用していないことから、動物性原料だけでなく植物性原料のアレルギーへの配慮も窺えます。

タンパク質が18%と最低基準ギリギリの値となっています。また脂質も8%と非常に少ないため、炭水化物が非常に高い割合を占めていることが予想できます。

玄米・オートミール・大麦・グリンピース・ポテトプロテイン・キャノーラオイル・ポテト・トマト・自然野菜風味・亜麻仁・塩化カリウム・塩化コリン・タウリン・天然混合トコフェロール・ほうれん草・パセリフレーク・クランベリー・リジン・L-カルニチン・ユッカシジゲラ・ケルプ・ビタミンE・鉄蛋白・亜鉛蛋白・銅蛋白・硫酸鉄・硫酸亜鉛・硫酸銅・ヨウ化カリウム・一硝酸チアミン(ビタミンB1)・マンガン蛋白・酸化マンガン・アスコルビン酸・ビタミンA・ビオチン・D-カルシウムパントテン酸塩・硫酸マンガン・ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)・ビタミンB12・リボフラビン(ビタミンB2)・ビタミンD2・葉酸(ビタミンB)
タンパク質18%以上
脂質8%以上
粗繊維4%以下
水分10%以下
カロリー331kcal/100g

クプレラ セミベジタリアン

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クプレラ
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クプレラセミベジタリアンは、ギンヒラス屋シロギス、マダイなどの魚原料を多く使用しているため「セミベジタリアン」という商品名になっています。

魚原料はどれも白身魚なので、タンパク質や脂質は他のベジタリアンフードとそこまで変わりありません。他のベジタリアンフードより少しカロリーは高くなっていますが、脂質は最も少なくヘルシーなレシピとなっています。

燕麦、魚類(ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ)、カボチャ、サーモンオイル、※ゴマ油、レンズ豆、 藻類(昆布、ワカメ)、※ニンニク、モンモリロナイト、スペアミント、サツマイモ、キヌア、リンゴ、タウリン、 ネトル、ブルーベリー、スリッペリーエルム、西洋タンポポ、チコリ、※活性酵素、※プロバイオティクス (好酸性乳酸桿菌、機能性酵母、陽性桿菌)、※多糖類、ビタミン&キレートミネラル(カロチン、塩化コリン、 炭酸カルシウム、ビタミンE、鉄、ビタミンA、亜鉛、ナイアシン、葉酸、チアミン、ビタミンB6、マンガン、 ビタミンK群、ヨウ素) ※印の原材料は、オーガニックです。
粗タンパク質18%以上
粗脂肪6%以上
粗繊維5%以下
粗灰分8%以下
水分10%以下
カロリー349kcal/100g

ベジタリアンドッグフードのまとめ

以上、ベジタリアンドッグフードについてまとめてきました。ギネス記録にもなった長寿犬の秘訣はヴィーガン食だと飼い主さんは語っています。一方で、もともと肉食だった犬にベジタリアンやヴィーガンを強いるのは、良くない、虐待だという考え方もあります。

実際のところ、ベジタリアン食やヴィーガン食が、犬の健康に良い影響を与えるか、悪い影響を与えるのかは分かっていません。

ただ動物原料にアレルギーが出てしまう犬にはベジタリアンドッグフードはおすすめなので、皮膚炎症や脱毛などアレルギー症状に悩まされているなら、一度試してみてはいかがでしょうか。