ドッグフードのドライタイプ・ウェットタイプの違いと適した与え方。

佐藤さん
ドッグフードにはドライフードとウェットフードがありますよね。どんな風に与え分ければいいんでしょうか?
犬田さん
ドライフードとウェットフード、それぞれにメリットとデメリットがあり、その特徴やメリットを生かした与え方が望ましいですね。

また、ドライフードとウェットフードだけでなくセミウェットやソフトドライもあるので、その辺の種類も紹介したいと思います。

ドッグフードの種類

ドッグフードの種類
  • ドライタイプ
  • ソフトドライタイプ
  • セミモイストタイプ
  • ウェットタイプ

ドッグフードには上記のような形状、タイプがあります。

ドライタイプ

ドライタイプのドッグフードは、カリカリとも呼ばれる5mm~1.5㎝くらいの粒状のフードです。この中では乾燥しているので水分量が最も少なく、10%程度しかありません。

販売数が最も多く総合栄養食の種類も豊富です。水分量が少ないことから開封後も1ヶ月程度の保存がきくため、小分けではなく1~2kgのような袋での販売も可能になっています。

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2019年5月9日

ソフトドライタイプ

ソフトドライタイプのドッグフードは、ドライフードをしっとりさせたようなタイプのものになります。ドライフードよりも柔らかく、また違った食感を楽しめます。

ドライフードのように歯ごたえはやや少ないので、歯や顎が発達しきっていない子犬や口腔内トラブルに悩まされている犬も食べやすいタイプとなっています。

ただしソフトドライタイプのドッグフードは種類が少ないため選ぶ幅は他の種類に比べると非常に狭くなります。

セミモイストタイプ

セミモイストタイプのドッグフードは、ペースト状のものやウェットフードに近いタイプのフードになります。

おやつやご褒美として使用されることが多いです。

イメージしやすいものでいうと、キャットフードのちゃおちゅーるが挙げられます。ウェットフードほどではありませんが水分含有量が多く、水分補給やおやつとしても便利なタイプとなっています。

ただしセミモイストタイプの総合栄養食はほとんどなく、セミモイストタイプのドッグフードのだいたいはおやつやおかずとして販売されています。

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ウェットタイプ

ウェットタイプのドッグフードは、水分量80%とほぼ水分で構成されているタイプのものです

ウェットフードの中にもスープタイプやシチュータイプ、パテタイプなどの種類があり、また総合栄養食、一般食、副食など様々な目的で使用されます。

国内ではウェットフードの方が種類や味は多く生産されており、少量パックの販売でコンビニやスーパーでもよく販売されています。

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2019年5月10日

健康的な犬の毎日のごはんにはドライフード

健康的な犬の総合栄養食におすすめ

健康的な犬の総合栄養食ならドライフードがおすすめです。

ドライフードは水分量が少ない分、栄養価がギュッと詰まっているため、必要な栄養量を摂取させやすいのが特徴です。

さらに保存もきくことからコストパフォーマンスも良いため、毎日与えるという点においても非常にメリットの多いタイプのドッグフードです。

ドライフードを与える際には近くに十分な量の水を用意しておきましょう。

特に成長期の犬にはドライフードがおすすめ

特に成長期の犬には顎の筋力や歯の強化にドライフードがおすすめです。

成長期にウェットフードのようなやわらかいフードばかりを与えていると、強化されるはずだった顎や歯の力が十分に発達できないまま成犬になってしまいます。

そのため歯が発達してきたら、始めはふやかしたりウェットフードを混ぜたりしながら、徐々にドライフードに移行していきましょう。

水分補給や食欲増進、ご褒美にはウェットフード

毎日のごはんとしてドライフードがおすすめならウェットフードはどのような時にどのような犬に与えるのが適しているのでしょう。

ここではウェットフードを与えるのをおすすめしたい犬やケースをご紹介します。

水分と栄養を補給させたい

水分も栄養も補給させたい、脱水症状を起こしている、水を飲みながらないなどで水分補給させたい時にウェットフードは便利です。

必要な栄養と同時に水分も一緒に摂取できるので、口腔内トラブルを抱えてごはんが食べられない犬や水を飲みながらない猫にもおすすめです。

高齢犬、子犬におすすめ

また高齢になって歯や顎の力が衰えてしまった犬や、歯や顎が未発達でドライフードを噛んだり飲み込んだりすることがまだできない子犬にはウェットフードがおすすめです。

口腔内トラブルを抱えて上手に食べられない犬にも、痛みや強い力なく食べることができるウェットフードがおすすめです。

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。