一般食ドッグフードとは
「おかず」にあたるドッグフード
ドッグフードの一般食とは、毎日の主食として与える総合栄養食に対して、おかずのような役割を果たすドッグフードです。
総合栄養食(主食)に混ぜて与えたり、ご褒美としてたまに与えたりする目的なので「その他目的食」や「副食」に分類されます。
嗜好性の高い犬の好みの味に仕上がっている
一般食ドッグフードは食欲増進や飽きの防止、犬に食事を楽しんでもらう目的があります。そのため総合栄養食に比べると、嗜好性が高いものに仕上がっている傾向があります。
たとえばウェットタイプにして原料を素材のまま使用する、香りや食感を楽しめるようにする、といったように犬にとって好みの味や風味に仕上げることを重視して一般食ドッグフードはつくられています。
一般食ドッグフードの与え方
総合栄養食に混ぜる
一般食の与え方としては、総合栄養食に混ぜて与えるのが一般的です。
総合栄養食で犬にとって必要な栄養素を摂取しながら、一般食で全体の嗜好性を高めて食欲増進をはかります。
ご褒美や飽き防止のために与える
また総合栄養食とは混ぜずにおやつやご褒美として与えることもあります。
この場合は総合栄養食が食べられなくなるくらい一般食をたくさん与えすぎないよう注意が必要です。
主食にとって変わってはいけない
一般食は、総合栄養食のようにそれだけで犬に必要な栄養素がまかなえるわけではないので、主食として与えることはできません。
あくまでサブ、補佐的な役割で、犬の食生活を彩り楽しくするために用いられるドッグフードとして利用します。
一般食ドッグフードのデメリット、注意点
糖質や脂質が多い
一般食ドッグフードは嗜好性を高めるために、糖質や脂質が多く配合されていることが多いです。総合栄養食であれば栄養バランスがきちんと計算されたレシピとなっていますが、一般食は嗜好性重視となるため、栄養バランスは偏ってしまいます。
肥満、栄養不足または過剰摂取の可能性
ですから一般食を与えすぎた場合、肥満などの原因になるため注意しなければなりません。また一般食を与えすぎたことで総合栄養食が食べられなくなってしまっている場合、なんらかの栄養成分の不足や過剰摂取になってしまう可能性もあります。
今愛犬に毎日の主食として与えるフードが一般食になってしまっていないか、総合栄養食であるかを今一度確認してしみましょう。
一般食ドッグフード例
アルモネイチャークラシックジェリードッグ
一般食ドッグフード「アルモネイチャークラシックジェリードッグシリーズ犬用ウェットフード」は、チキン55%、ニンジン5%、米0.2%のシンプルな配合の一般食です。水分が86%配合されているため水分補給にも便利な一般食です。
ガーデンベジタブル オレンジフルーツ&ベジタブル
一般食ドッグフード「ガーデンベジタブル」は、ざく切りの野菜や果物などの食材をミックスした一般食です。カボチャ、ズッキーニなどをメインに、16種類もの食材が使用されています。
肉が入っていない珍しいレシピの一般食となっています。
シシア チキンフィレ&ビーフフィレ
一般食ドッグフード「シシア チキンフィレ&ビーフフィレ」は、チキンフィレをメインにビーフフィレや米、ビタミンを配合した一般食です。
4缶で754円のため上の二つに比べて購入しやすい価格での販売となっています。