ドッグフードの療法食とは
病気や疾患の療養のために開発されたレシピ
ドッグフードには総合栄養食や一般食、間食、副食、サプリメントなど目的にとって種類がありますが、その中に療法食というものがあります。
療法食とは犬の病気や疾患に合わせて原材料や栄養バランスを調整されたレシピで、犬の療養中に食べる主食として与える目的を持って開発されたドッグフードです。
ドッグフード療法食のメリット
回復を目的としている
ドッグフード療法食は目的にもあるように、ある特定の病気や疾患の療養を目的に開発されたため、病気や疾患からの回復の助けとなる栄養バランスや原材料が調整されたレシピとなっています。
そのため当然、通常のドッグフードを与えるよりも療養中の犬の体への負担は軽くなりますし、病気や疾患からの回復もしやすくなると言えます。
安心して与えられる
飼い主さんにとっても、病気や疾患が明確になっている療法食は安心して与えられるメリットがあります。
病気の療養に適したキャットフードを自分で探すのは非常に難しいですし、療法食ほど特定の病気や疾患の回復に寄り添ったレシピはありません。
ドッグフード療法食は簡単に入手できる
療法食はネットやショップで購入可
療法食と聞くと「他のドッグフードとは違って動物病院で処方されるもの」「インターネットやショップからは購入できない」「1種類のみ?」など薬や病院食のような印象を抱く方もいるかもしれませんが、療法食は様々なメーカーで販売されており、インターネットの通販サイトやペットショップなどで簡単に購入することができます。
そのため薬などとは違って、飼い主さんが与えようと思えば特になんの指示や許可がなくても愛犬に与えることが可能とも言えます。
獣医さんや動物病院の指示で
しかし療法食を与える際は動物病院で診察を受け獣医さんへ指示をあおぐことが大切です。中には獣医さんから療法食をおすすめしてくれたり指定してくれたりする場合もあります。
飼い主さんだけの判断で始めてしまうと、違う病気や疾患だったり、まだ療法食を使う段階ではなかったりした場合に、療法食によってはかえって症状や病気を悪化させてしまう危険があるからです。
ですから、療法食は現在愛犬が患っている病気や疾患が本当に合っているのか、また療法食を与えるべき状態なのかを判断してもらってから、療法食を与えた方が良いのか相談の上、購入しましょう。
ドッグフードの療法食シリーズ例を紹介
ロイヤルカナン 食事療法食
大手ペットフードメーカーの1つであるロイヤルカナンでは、療法食をメインに栄養補完食や総合栄養食を展開しています。
- 下部尿路疾患
- 減量
- アレルギー
- 慢性腎臓病
- 糖尿病
- 消化器疾患
- 皮膚疾患
- 関節炎
- 肝疾患
- 心疾患
- 退院サポート
など様々な疾患に対応した療法食から愛犬の症状や病気に合ったドッグフード療法食を選ぶことができます。
ヒルズ サイエンスダイエット
サイエンスダイエットもまた療法食をメインに販売するペットフードメーカーで、年齢別、疾患や病気別に選ぶことができます。
- 関節炎
- 体重
- 腎臓
- 皮膚・食物アレルギー
- 消化器系
代表的な病気や疾患をカバーすることができるシリーズ展開となっています。
そのときのためにどのような療法食があるのか、どのような手順を踏んで与えるべきなのかは覚えておいた方がいいでしょう。