今話題のオートミール。ドッグフードや犬のごはんで与えて大丈夫?リンの含有量が多い!

ドッグフード 犬 オートミール
犬田さん
20~30代を中心に大流行しているオートミール。ダイエットや健康食としても注目され、ごはんの代わりにオートミールを食べるという人も増えてきています。ドッグフードでもオートミールが原材料に使用されている製品を見かけることがありますが、犬にとってもオートミールは良い食べ物なんでしょうか?

ドッグフードや手作りごはんでオートミールを与えてもOK

愛犬の手作りごはんに使用したり、オートミールが含まれたドッグフードを与えても問題はありません。

犬は雑食なのでオートミールもエネルギー源として利用することができます。またオートミールには犬にとって毒性のある成分も含まれていません。

オートミールやオーツ麦を使用したドッグフードも沢山販売されていて、特にオーツ麦の生産量が多いカナダ産やヨーロッパ産のドッグフードにはよく利用されています。

ドッグフードの場合は、オーツ麦を細かい粉状にして他の原材料と混ぜ込みドライフードに仕上げるのであまり形状の種類は関係ありませんが、オートミールを手作りごはんの材料に使用する場合は、犬が喉に詰まらせないよう挽き割りなど食べやすい小さめの形状の種類がおすすめです。

オートミールを使ったドッグフード

オートミール(Oatmeal)について

手軽に食べられる炭水化物の健康食品

オートミールはオート麦(燕麦)を加工してつくられる食品で、一般的には乾燥したオートミールをお湯でふやかしてお粥やリゾットのようにお米代わりにして食べたり、グラノーラやシリアルのように牛乳でふやかして食べられています。

オートミールの原料となる「オーツ麦」はイネ科カラスムギ属に分類される一年草の植物で、日本ではエン麦と呼ばれ猫草などにも利用されています。オーツ麦はヨーロッパを中心に古くから食用として生産され、現在もロシアやカナダ、ポーランドなどの高緯度で涼しい国が生産量上位の国となっています。

オートミールの製造方法

オーツ麦からオートミールを製造する工程としては、まず収穫したオーツ麦から茎や外皮部を除く脱稃や搗精という作業を行います。調理しやすい状態になったオーツ麦に圧力をかけ、焙煎したものがオートミールとして袋詰めされ販売されます。

麦の形を残した「トラディッショナル」や、搗精の後に挽き割りにして食べやすい状態にした「クイッククッキング」、より細かくした「インスタント」など商品によって形状が異なります。

オートミールの栄養素

成分分析値タンパク質13.7g
脂質5.7g
炭水化物69.1g
食物繊維9.4g
ビオチン21.7μg
マグネシウム100mg
3.9mg
セレン18μg
モリブデン110μg
エネルギー100gあたり380kcal

炭水化物が豊富

オートミールに炭水化物が豊富に含まれていて、犬にとって重要なエネルギー源となります。またオーツ麦は食物繊維も豊富で、食物繊維には腸内環境や便の調子を整える働きがあり、免疫力の維持にも役立ちます。

モリブデンや鉄分が豊富

またオートミールはモリブデンや鉄分などのミネラルも豊富に含まれています。

オートミールの注意点

リン(P)が多い

オートミールにはミネラルが豊富に含まれていますが、特にリン(P)の含有量が多いのが特徴です。

リンは必須栄養素で、犬にとっても必要な栄養素の一つですが、リンが多すぎると腎臓に負担がかかるので、慢性腎臓病の犬や、腎臓に負荷のかかる食事を控えたい場合には、オートミールはおすすめしません。

ダイエット向きではない?

オートミールは低カロリーでダイエットに良いと耳にしますが、実際のところ、オートミールがダイエット向きと言われる理由は、オートミールは調理の際に、お水や牛乳などでふやかすことで水分を多く含んでかさが増え、同じ量を食べても水分がある分、カロリーが抑えられるためです。

このためダイエット向きではないというわけではありませんが、ドッグフードなど始めから水分を飛ばして乾燥させているフードの場合、カロリーは他の穀物と大きく変わりません。

まとめ

  • オートミールは犬に与えてOK
  • オーツ麦やオートミールを使用したドッグフードも数多く販売されている
  • エネルギー源や食物繊維が豊富
  • リンの含有量が多いので注意
ドッグフード 穀物

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2020年10月15日

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。