ドッグフードを1日に与える回数
子犬の1日の食事回数は3~4回
子犬の基本的な1日の食事回数は3~4回です。
子犬は成長のためにたくさんのエネルギーを消費するので、1日あたりのドッグフードの給餌量も多くなりますが、子犬は胃がまだ小さく一度に沢山の量を食べて消化することが難しいので、1日分のドッグフードを3~4回に分けて与えましょう。もし1日3~4回で食べきるのが難しい場合、高栄養で飲みやすい子犬用ミルクなども併用したり、回数を増やして5、6回に分けて与えましょう。
成犬の1日の食事回数は2回
成犬の基本的な1日の食事回数は2回程度です。
成犬期は子犬や老犬に比べて体に起こるトラブルも少なく、1日のドッグフード給餌量の半分の量程度であれば、一気に食べても消化することができます。成犬期でも体調不良時や妊娠授乳期、去勢避妊直後など、その時に応じて食事の回数は柔軟に変えることが大切ですが、通常時で健康であれば、1日の食事は2回ほどまで減らしても基本的に大丈夫とされています。
ただ食事回数を増やせるようであれば、子犬や老犬と同じ3~4回で与えていても問題ありません。むしろ成犬でも回数を増やすことで胃腸に負担がかからずに済みますし、愛犬にとって食事の楽しみの時間が増えるので、支障がなければ2回に減らす必要はありません。
老犬の1日の食事回数は3~4回
老犬の基本的な1日の食事回数は3~4回です。
中高齢期と高齢期でも変わってきますが、シニアにさしかかると消化機能の衰えや歯周病トラブルを起こしやすく食欲も減退していくので、消化器官に負担がかからないウェットフードなども併用しながら、ドッグフードを与える回数を増やして必要な栄養素を摂取できるよう工夫します。
特にウェットタイプのドッグフードはすぐに腐敗が進んでしまうので、一度に食べきれる量を与えると、食事回数はもっと増やした方がいいかもしれません。
1日1回の食事回数はNG?
早食いや空腹吐きの原因になる
ドッグフードを与える回数で1日1回はおすすめしません。食事を1日1回にすると、犬の空腹時間が長くなるため、空腹吐きの原因になります。空腹吐きとはお腹が空いた時間が長くなって胃酸過多になり、分泌された消化液が胃を刺激して吐いてしまうことで、吐く時は犬にも胸焼けのような不快感を感じます。
また、1回の食事で1日分のドッグフード量すべてを与えると、早食いや大食いの原因になり、また喉に詰まらせる危険も高くなります。
以上の理由からドッグフードは1日2回以上で適時調整して与えるのがおすすめです。