ドッグフードのささみ
犬にささみを与えてOK
ささみは犬に与えて問題ない食材です。
手作り食はもちろん、ジャーキーなどのおやつや、ドッグフードの原材料としてもポピュラーで、年齢や運動量に関係なく、幅広い層のワンちゃんにおすすめできます。
ささみは鶏の胸肉の隣にある部位で、形が笹の葉に似ていることから「ささみ(笹身)」と名付けられました。脂質は少ないのですが、犬の嗜好性は高いので、健康に気を使いながら美味しい物を食べさせたい時にぴったりです。
ささみの栄養素と犬に与えるメリット
高タンパク・超低脂質
ささみは高タンパクかつ超低脂質です。良質なタンパク質を摂取しながら脂質を大幅にカットできます。
ビタミンB群(ナイアシンやビタミンB6、パントテン酸)や鉄分も多く豊富です。
嗜好性が高い
脂質が少ない食べ物は嗜好性が低くなってしまう場合がありますが、ささみはクセが少なくお肉の食感もしっかりと楽しめるので、低脂質でも犬の嗜好性が高く、食いつき良好です。
ささみの栄養成分(100g中)
栄養成分(100g中) | タンパク質 | 23g | |
脂質 | 0.8g | ||
ビタミン | ナイアシン | 11.8mg | |
ビタミンB6 | 0.6mg | ||
パントテン酸 | 3.08mg | ||
ミネラル | セレン | 22μg | |
モリブデン | 6μg | ||
エネルギー | 105kcal |
犬にささみを与える時の注意点
必須脂肪酸の含有量が低い
ささみは低脂質なので、必須脂肪酸の供給源には向きません。
脂質が豊富な鶏肉では、オメガ6脂肪酸(リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸)などの必須脂肪酸の供給源となりますが、必須脂肪酸が含まれる脂質自体が少ないので、他の原材料から摂取する必要があります。
しっかり加熱して食べやすい大きさにする
生のささみは食中毒のリスクがあるので、与える時はしっかり加熱して火を通しましょう。
また、ささみは加熱すると水分が少なくパサパサになってしまうことも。すると勢いよく食べた時に喉に詰まりやすくなるので、唾液の少ない犬や喉にものを詰まらせやすい犬は特に注意してください。
アレルギーのリスク
鶏肉はドッグフードの原材料として定番ですが、鶏肉アレルギーの犬もいるので、子犬の時期に初めて鶏肉を食べさせる場合は少量から試すようにしましょう。
チキンのドッグフードで問題がなければ与えても問題ありません。
簡単!犬用ささみレシピ
とりささみと野菜のスープ
量や時間をそこまで気にしなくてもざっくりつくれる簡単レシピ。
気をつけることは、ささみにしっかり火を通すこと、具材が食べやすい大きさと柔らかさになっているか、あげる前にぬるま湯くらいの温度まで冷ますこと。
用意する材料
- とりささみ
- かぼちゃ or さつまいも
- ブロッコリー
作り方
- 野菜をサイコロ状に切る
- その間にささみを茹でる
- 茹でたささみを食べやすい大きさにほぐす
- 茹で汁で野菜を煮る
- 柔らかくなったらささみを戻してしばらく煮る
- 火を止めて適温まで冷ます
- お皿に盛って完成
調味料不使用!とりささみの手作りジャーキー
調味料不使用でささみの風味だけをいかす手作りジャーキー。乾燥機の必要なしで手軽に簡単にジャーキーがつくれます。
用意する材料
- とりささみ
作り方
- ささみを薄くスライスする
- オーブンシートに1枚ずつ乗せる
- 軽く叩いて均等な厚さに整える
- 電子レンジで3分前後加熱(600w)
- 外に出してしばらく冷ましながら乾かす
電子レンジのあとオーブンやトースターで役とカリッと香ばしくなります。
嗜好性アップ!ささみのトッピング
ごはんやおやつではなく、嗜好性アップのためにふりかけるトッピングレシピ。何日分か一気につくれば少しずつふりかけて数日間与えられる便利レシピ。
用意する材料
- とりささみ
作り方
- ささみを茹でる
- 火が通ったら小さめにほぐす
- オーブンやトースターでじっくり焼く
- 冷まして完成
ささみ入りドッグフード・おやつ
- このこのごはん
- シーザードッグフード
まとめ
- 高タンパク・超低脂質
- 食いつきがいい
- 手作り食やおやつにも使いやすい人気の食材