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チワワは世界で最も小さいと公認される超小型犬種です
チワワ(Chihuahua)
チワワは体高12~25cm、体重1.5~3kgほどのサイズから、世界で最も小さい犬種として公認される超小型犬です。
チワワは意外に古い犬種で15~16世紀のアステカ文明の時代から飼育されていたことも分かっています。原産はメキシコのチワワ地方ですが、その後アメリカで品種改良などが行われ、人気が出ました。
日本では1970年代からチワワの飼育が広まり、アイフルのCMでチワワ「くぅ~ちゃん」の登場でさらに認知度が向上し、何度も人気犬種ランキングの1位になっています。それ以来チワワは人気上位をキープし続け、現在も同じ小型犬腫のトイプードルと並んで不動の人気犬種となっています。
チワワの性格と食の好み
チワワは主人と認めた飼い主への忠誠心と愛情は人一倍強く、とても強い勇敢な性格です。可愛らしい見た目と細い体に反して活発です。警戒心が強くパワフルな一面もあります。意外に気が強いなぁと感じる方もいるかもしれません。
また食事の好みでいえばチワワは肉好きな子が多いですが、小型犬は他犬種より好き嫌いが激しい傾向があります。チワワも例外ではなく気が強い一面もあるので、肉であればなんでも食べるわけではなく、チワワの好みに合わなければドッグフードを食べてくれないこともあります。
チワワがかかりやすい病気
チワワは平均寿命15~18歳と長寿ですが、先天的にかかりやすい病気はやや多めです。
- 膝蓋骨脱臼
- 骨折
- 水頭症
- 気管虚脱
- シスチン尿石症
- 壊死性白質脳炎
- 僧帽弁閉鎖不全症
チワワは先天的に関節疾患や脳の病気、心臓病にかかりやすいと言われています。先天的な病気は食事や努力で予防できないことも多いので、日頃の健康診断や体調チェックで注意したいところです。
またチワワは手足が細いので、関節や骨の強化と体重管理に気を使う必要があります。無理な高さからジャンプや落下で骨折してしまうこともあり、肥満で体重が重くなると余計に怪我をしやすくなります。
チワワのドッグフードの選び方
4~8mmの小粒サイズ
小型犬のチワワが食べやすい小粒サイズ(4~8mm)を選びましょう。食べる時に粒が目に当たることがあるので、丸くて角のないギブルのドッグフードがおすすめです。
もし肥満傾向のチワワの場合、あえて粒が大きめのドッグフードを与えることもありますが、早食いだとしっかり噛まず飲み込んで喉に詰まらせたりすることがあるので、少量ずつ与えるなど様子を見ながら与えましょう。
肥満や体重管理に配慮
肥満はチワワがかかりやすい関節炎や気管虚脱のリスクを増やしてしまうので、食いしん坊なチワワや肥満傾向があるチワワは肥満対策・体重管理ができるドッグフードがおすすめです。
チワワの肥満対策に向けたドッグフードのポイントとなるのが、低脂肪・低GI・低カロリー・高タンパク質かどうかです。脂質についてはオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)が多く含まれる魚油はおすすめです。オメガ3脂肪酸は脂肪として固まりにくくコレステロールの増加を抑える作用があるので、肥満対策に良い栄養成分なので、魚を使用したドッグフードもおすすめです。
健康な骨や関節維持に配慮
骨や関節を健康に維持するには、骨を構成するカルシウム・リン・マグネシウムがバランスよく配合されていることが大切です。関節の材料となるコラーゲンやヒアルロン酸、コンドロイチンやグルコサミンが配合されている商品もおすすめです。
また、オメガ3脂肪酸は体重管理だけでなく関節の炎症緩和にも作用します。
チワワにおすすめのドッグフードランキング1位:アカナドッグフード
アカナ ライト&フィット
アカナドッグフードのライト&フィットは、カナダ産グレインフリーフードで、活動量が減った肥満気味の愛犬に向けてつくられたドッグフードです。
鶏肉と七面鳥を主原料にした動物原料65%のレシピで非常に高タンパクかつ低脂質です。タンパク質35%、脂質11%という成分を見ても、65%も動物原料を使用して高たんぱくに仕上げながら脂質を11%に抑えているフードはなかなか見られません。また、11%の脂質の中にもオメガ3脂肪酸が0.9%と豊富に含まれています。
グルコサミンやコンドロイチンは直接的に原材料として配合されているわけではありませんが、グルコサミンは150mg、コンドロイチンは100mg含まれています(100g中)。全犬種対応ということで、粒は1cmを超える中粒になりますが、小型犬でも噛んで砕いたり丸ごと食べるのに問題ないという口コミがあったので、チワワでも食べられるサイズかと思います。
原材料
チワワにおすすめのドッグフードランキング2位:エルモドッグフード
エルモ プロフェッショナル サーモン&ライス
イタリア産のエルモドッグフードは、原材料も全てイタリア産に限定したプレミアムドッグフードで、今回おすすめするのは体重管理用レシピです。米やトウモロコシなど穀物が使用されていますが、大豆や小麦は不使用となっています。
サーモンが主原料ということで、他のフードよりも関節やダイエットに良いオメガ3脂肪酸が0.7%と多めに配合されています。エルモドッグフードの良いところはオメガ3脂肪酸がおおいだけでなく、オメガ6とオメガ3の比率も考慮されていることです。オメガ3とオメガ6の比率は皮膚や被毛の健康維持に関わりますが、魚系のフードではこのバランスが崩れがちになりますが、エルモでは比率も適正範囲内になるよう構成されています。
また関節へのサポートを目的とした加水分解甲殻類(グルコサミン源)や加水分瞰骨(コンドロイチン源)も配合されています。
原材料
チワワにおすすめのドッグフードランキング3位:ブラバンソンヌドッグフード
ブラバンソンヌ オーシャンフィッシュ
ベルギー産のブラバンソンヌドッグフード オーシャンフィッシュは、サーモンやタラ、カレイなど高タンパクかつ低脂質な白身魚をメインに使ったヘルシーなレシピです。オメガ脂肪酸の成分値は見当たりませんでしたが、豊富な魚原料やサーモンオイル、亜麻仁をみるとオメガ3脂肪酸もそこそこ含まれていることが予想できます。
エルモが体重管理の面で魅力的なのは、炭水化物源に低GI食材のサツマイモや豆類を使用していることです。サツマイモやレンズ豆は血糖値の上昇度(GI)の低い食材のため、肥満対策におすすめの食材です。グレインフリー(穀物不使用)で原材料の一部に高消化性エンドウ豆タンパクや加水分解サーモンを利用するなど、消化の良さも配慮されています。
原材料
魚*、サツマイモ、動物性油脂(チキン由来)、レンズ豆、エンドウ豆、高消化性エンドウ豆タンパク質、加水分解サーモンタンパク質、サーモンオイル、乾燥チコリー(フラ クトオリゴ糖、イヌリン)、亜麻仁、ビール酵母、セルロース、ビタミン類(A、D3、E)ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素、セレニウム)、乾燥ニンジン、乾燥 リンゴ、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、乾燥ナシ、乾燥ホウレンソウ、乾燥クランベリー、グルコサミン、コンドロイチン、ユッカ抽出物
*魚:サーモン、タラ、スケトウダラ、アカガレイ、ツノガレイ
チワワにおすすめのドッグフードランキング4位:オリジンドッグフード
子犬 オリジン パピー
オリジンは高タンパク質・高脂肪・低炭水化物なレシピが特徴なドッグフードで、世界的に有名なブランドで食いつきの評価も高い商品として知られています。パピー用のドッグフードは他のシリーズに比べて1cm弱ほどの小粒サイズです。
成分で見ると、他シリーズ同様、タンパク質は38%と非常に高く、脂質も20%以上でパワフルなレシピとなっています。脂質が多い分、オメガ3脂肪酸も0.8%と豊富に含まれています。脂質量が多いことで肥満が気になるかもしれませんが、子犬の時期は何もせずとも成長のためにエネルギーを沢山消費するので、脂質やカロリーが多めでも肥満にはなりにくいです。
グルコサミンが700mg/1kg、コンドロイチンが600mgが配合されているので、関節への配慮という面から見てもおすすめです。
原材料
チワワにおすすめのドッグフードランキング5位:ロータスドッグフード
ロータス アダルトチキンレシピ
ロータスドッグフードのアダルトレシピは、成分バランスの良いドッグフードです。成分全体では高タンパク質というほどではありませんが、動物原料には高タンパク低脂質なチキンや白身魚を使っています。脂質量もそこまでではありませんが、植物油や魚油のブレンドオイルが使用されているため、オメガ3脂肪酸も豊富でオメガ6との比率も適正内に収まっています。
またロータスはグレインフリー(穀物不使用)ではなく、満腹感のを感じられる食物繊維が豊富なライ麦、玄米、大麦、オートミールなどを使用しています。小麦やトウモロコシは不使用にしています。他野菜やフルーツも含まれる豊かなレシピで、グルコサミンやコンドロイチンのような関節に配慮した原材料も見られます。
成分ではナトリウム量(0.27%)が抑えられています。最低基準はしっかり含まれていますが、他のフードに比べて少なめの配合です。チワワなどの小型犬は僧帽弁閉鎖不全症にかかりやすいため、心臓に負担をかけにくいようナトリウム量にも配慮されているのかもしれません。
原材料
チワワのドッグフードの選び方まとめ
- チワワは先天的にかかりやすい病気がやや多め
- 関節や体重管理に配慮したドッグフードがおすすめ
- オメガ3脂肪酸を含むヘルシーなレシピ