本日のテーマ
旧SGJプロダクツの「C&R」。原材料の安全面で評価が高いオーストラリア産の肉をふんだんに使用していますが、内容や他の原材料についてはどうなんでしょうか。
目次
C&R（旧SGJプロダクツ）について
C&Rドッグフードは、ホルモン剤や抗生物質を不使用の食品用の肉のみを使用したオーストラリア産ドッグフードです。
C&Rは旧SGJプロダクツとありますが、どういう経緯で変わったんですか？製品も変わったんでしょうか？
まず、C&Rを販売しているLINNAI商会とSGJプロダクツは同じ社長が立ち上げた姉妹会社です。
SGJプロダクツが先に設立し、オーストラリアからフードの輸入販売を行っていましたが、2012年頃に新しく立ち上げた姉妹会社のLINNAI商会と統合した際、ブランド名をC&Rに変更し、輸入販売元も新しく立ち上げたLINNAI商会が引き継いでいます。
SGJプロダクツの原材料や内容はそのままで名前やパッケージのみ変更したようです。
C&Rとクプレラは同じLINNAI商会が輸入
同じオーストラリア産のクプレラとはどういう関係でしょうか？原材料も似ていますし、無関係ではないんですよね。
C&RとクプレラはLINNAI商会が輸入販売を行っています。
また、C&RはSGJプロダクツ製品をそのまま引き継いでいるのに対し、クプレラは旧SGJプロダクツに乳酸菌や酵素、グルテンフリーなどの要素をプラスして、さらにパワーアップさせた製品ブランドのようです。
C&R オーガニック・ドッグ
| 穀物 | ひきわりミレット(黍)ひきわり大麦 米ぬか |
| ポイント | 100％オーガニック原料を使用 化学物質一切不使用 BSE未発生国原産 |
| 実売価格 | 2,167円/900g 4,565円/2.27kg 7,942円/4.54kg 13,486円/9.08kg 29,150円/22.7kg |
| 1kgあたり | 2,011円 |
| 第一原料 | 牛肉、ラム肉 |
| 生産国 | オーストラリア |
| メーカー | オーストラリア |
| 販売元 | 株式会社LINNA商会 |
原材料からの考察
牛肉、ラム肉、ソルガム、ひきわりミレット(黍)、ひきわり大麦、米ぬか、フラックスシードオイル、天然ビタミン＆ミネラル(ビタミンE、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンK群、カロテン、ナイアシン、葉酸、チアミン、マンガン、ヨウ素、塩化コリン)、天然ライムストーン
主原料にはオーストラリアの牧草を食べて育った、食品と同じレベルの牛やラムを使用しています。また黍（キビ）や大麦、米ぬかなど低脂質でヘルシーな穀物も配合されています。
カルシウム供給源となるライムストーン
聞き慣れない原材料があるのですが…天然ライムストーンはどういうものですか？ワンちゃんに与えて危険はないのでしょうか？
先に、ライムストーンとは、サンゴや魚の骨などが蓄積してできた石灰石のことで、純度の高いカルシウム源として利用されています。
ソルガムはシアン化合物を作り出す場合がある
あと、原材料の順番から、結構な割合を占めているソルガムについても教えてもらえますか？
ソルガムは「もろこし」という穀物の一種で、主食として食用される他、飼料にも使用されています。トウモロコシと名前が似ていますが別種で、グルテンは含まれていませんので、グルテンアレルギーのワンちゃんでも安心です。
ただ、懸念点として、ソルガムの一部品種が成長過程でシアン化物という毒素を作り出すことがあります。成長しきったソルガムでもストレスのある環境では、多くのシアン化合物が作られるので、ドッグフードに使用するソルガムに毒素が含まれないような工夫や含有毒素のチェック体制がきちんと整っているのか注目したいところです。
成分表
| 成分（保証分析値） | 粗タンパク質 | 18％以上 |
| 粗脂肪 | 8％以上 | |
| 粗繊維 | 5％以下 | |
| 粗灰分 | 7％以下 | |
| 水分 | 10%以下 | |
| カロリー | 321kcal/100g |
全体的にあっさりとした成分構成で、低カロリー・低脂質な印象です。成分表のどの成分も高くないので、炭水化物（糖質）の割合が高いのだと思います。
C&R ビーフ&ミレット
原材料からの考察
牛肉、ひきわりミレット(黍)、ひきわり玄米、魚類(ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ)、ひきわりフラックスシード、サーモンオイル、米ぬか油、モンモリロナイト、パセリ、タイム、藻類(昆布、ワカメ)、乾燥サツマイモ、乾燥リンゴ、乾燥ニンジン、ネトル、ブルーベリー、スリッペリーエルム、西洋タンポポ、チコリ、ビタミン＆キレートミネラル(カロテン、塩化コリン、炭酸カルシウム、ビタミンE、鉄、ビタミンA、亜鉛、ナイアシン、葉酸、チアミン、ビタミンB6、マンガン、ビタミンK群、ヨウ素)
ビーフ＆ミレットでは牛肉とキビをメインに使用し、魚類や野菜、藻類など、オーガニックドッグとはまた違ったレシピ構成となっています。オーガニックではとにかくシンプルな原材料でしたが、ビーフミレットはオーガニックではないので比較的様々な食材を使用することができたのだと思います。
毒素を排出する効果のあるモンモリロナイトや、旨味成分のグルタミン酸を含む昆布、また水溶性食物繊維が豊富なワカメなどが使用されています。
成分表
| 成分（保証分析値） | 粗タンパク質 | 20％以上 |
| 粗脂肪 | 8％以上 | |
| 粗繊維 | 5％以下 | |
| 粗灰分 | 9％以下 | |
| 水分 | 10%以下 | |
| カロリー | 381kcal/100g |
タンパク質や灰分量がやや高くなり、カロリーも60kcalほど高くなりました。
C&R セミベジタリアン・ドッグ
原材料からの考察
燕麦、魚類(ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ)、カボチャ、サーモンオイル、レンズ豆、ゴマ油、藻類(昆布)、モンモリロナイト、スペアミント、サツマイモ、キヌア、リンゴ、タウリン、ネトル、ブルーベリー、スリッペリーエルム、西洋タンポポ、チコリ、ビタミン＆キレートミネラル(カロテン、塩化コリン、炭酸カルシウム、ビタミンE、鉄、ビタミンA、亜鉛、ナイアシン、葉酸、チアミン、ビタミンB6、マンガン、ビタミンK群、ヨウ素)
セミベジタリアンドッグは、肉を不使用にし、魚や植物原料で構成されたレシピになります。
成分表
| 成分（保証分析値） | 粗タンパク質 | 18％以上 |
| 粗脂肪 | 6％以上 | |
| 粗繊維 | 5％以下 | |
| 粗灰分 | 8％以下 | |
| 水分 | 10%以下 | |
| カロリー | 349kcal/100g |
C&R プレミアム・ドッグ スモール
原材料からの考察
ラム肉、ひきわりミレット(黍)、ひきわり玄米、魚類(ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ)、カノラオイル、ひきわりフラックスシード、米ぬか、アマランサス、モンモリロナイト、ユッカ、ネトル、ブルーベリー、スリッペリーエルム、西洋タンポポ、チコリ、タウリン、ビタミン＆キレートミネラル(カロテン、塩化コリン、炭酸カルシウム、ビタミンE、鉄、ビタミンA、亜鉛、ナイアシン、葉酸、チアミン、ビタミンB6、マンガン、ビタミンK群、ヨウ素)
成分表
| 成分（保証分析値） | 粗タンパク質 | 20％以上 |
| 粗脂肪 | 8％以上 | |
| 粗繊維 | 5％以下 | |
| 粗灰分 | 8％以下 | |
| 水分 | 10%以下 | |
| カロリー | 386kcal/100g |
C&R プレミアム・ドッグ レギュラー
原材料からの考察
ラム肉、ひきわりミレット（黍）、ひきわり玄米、魚類（ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ）、カノラオイル、ひきわりフラックスシード、米ぬか、アマランサス、モンモリロナイト、ユッカ、ネトル、ブルーベリー、スリッペリーエルム、西洋タンポポ、チコリ、タウリン、ビタミン＆キレートミネラル（カロテン、塩化コリン、炭酸カルシウム、ビタミンE、鉄、ビタミンA、亜鉛、ナイアシン、葉酸、チアミン、ビタミンB６、マンガン、ビタミンK群、ヨウ素）
成分表
| 成分（保証分析値） | 粗タンパク質 | 20％以上 |
| 粗脂肪 | 8％以上 | |
| 粗繊維 | 5％以下 | |
| 粗灰分 | 8％以下 | |
| 水分 | 10%以下 | |
| カロリー | 386kcal/100g |
まとめ
- ホルモン剤や抗生物質を不使用にするなど安全面に配慮
- 合成添加物や保存料不使用
- BSE未発生のオーストラリア産
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